「抑えめの「風と共に去りぬ」」フランス組曲 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)
抑えめの「風と共に去りぬ」
たとえて言うなら
抑えめの「風と共に去りぬ」
戦争は背景としては重要だけれど、
むしろ人間の立場の違い
――国籍や国の利害だけではなく、地主と小作人の違い、さらには男女の違いも含めて――
の中での、生と愛、あるいは恋。
重みのあるドラマ。
名作、でありましょう。
ドイツ人はドイツ語をしゃべるのにフランス人が英語をしゃべる
というのがちょいと気になったけど、
まあいいか。英訳版のまんまだし。
イングランド人もペルシア人もみな英語をしゃべる映画もあることだし(笑)
あ、ただし、
もとになったのは、
ナチスに捕らわれるまで1940~42年までに書いた草稿
(構想5部作のうち、一応の完成をみていた第1部と第2部が2004年に出版された)
なんか広告が誤解を招きそうな書き方してるけど、
収容所の中で書いてたわけじゃないですから。
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