「トランクの中に60年間埋もれていた作品」フランス組曲 The musicさんの映画レビュー(感想・評価)
トランクの中に60年間埋もれていた作品
アウシュビッツ収容所で亡くなられた作家が
書いた作品、執筆半ばで命を絶たれた為未完作です
敵対する同士の哀しく切ない恋愛
ただ、ロマンティックな恋愛という訳でなく戦時下の
冷徹で残酷な部分も描かれていて中弛みしなかった
主演はミシェル・ウィリアムズ。
相手役には、マリオン・コティヤー
主演の2人がぴったりでとてもいい
義母役はイングリッシュペイシェントのクリスティン
スコット トーマス 彼女もいい!
私は泣いてしまいました ピアノの旋律が美しいです
原作本を図書館で貸りて読みました
かなり厚い本で、映画とはまた違うタッチですが
読みやすくとても秀れた作品でした
ラストは映画と違います。通行証をリシェルに
渡して彼はロシア戦線に向おうという所まで
この作品は続きを作者は書きかったが
アウシュビッツで命を断たれたため描けず
感性豊でクオリティの高い作家さんなので
とても残念です。
この先は読書が想像するより仕方ないです。
映画自体は第2章ドルチェの部分です。
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