「時間に押し流されて行く嵐」アバウト・レイ 16歳の決断 あんこさんの映画レビュー(感想・評価)
時間に押し流されて行く嵐
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ずっとこのままでいたいのに、時間に押し流されてこのままではいられない、みたいなの、あるじゃないですか。レイの母がそんな感じでした。レイが女から男になる、その決断がまさか過去に関係してくるなんてね。もう終わった事なのに、レイにとっては今の事。苦しみと共に変化を受け入れて行くんだけれど、レイにとっては時間の経過は嬉しい事で、その対比と、レイが嬉しいなら私も嬉しいみたいな、そんな母息子二人の絆が見ていてホッとしました。あとおばあちゃんが超口が悪くて面白かった。最後の家族の食事のシーン、中々混ざらないて遠くから眺める母も、食事中の母の写真を撮るレイ、両方愛おしい。嵐を乗り越えた家族に、心に灯明かりを灯された気持ち。
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