「ダメ母だったな・・・」アバウト・レイ 16歳の決断 matekaitonさんの映画レビュー(感想・評価)
ダメ母だったな・・・
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原題は『3 Generations』です。
『アバウト・レイ 16歳の決断』、というタイトルから、
トランスジェンダーの自分に苦悩するレイが、家族を巻き込みどう決断するのかというストーリーだと勘違いしていたが、
レイは早くから自分を分かっていてホルモン治療を始めたいと決断しており、むしろ決断に苦悩するのは母親だった。
まあ、親なんだから悩むのは当然で、ましてや思春期の子供の決断を断固拒否するか後押しするか先延ばしするか、本当に苦しいことだと思う。
「髭面のレイに、あの決断は間違っていた、なんて言われたら」と悩むのも無理はない。
とは言え、過去も含めてちょっとダメで身勝手な母親だったなーという印象。祖母とそのパートナーも、味方なんだか邪魔なんだか・・・。全体的に中途半端で、笑っていいのやら泣いていいのやら分からないままエンドロール。3世代の素敵な女優さん揃えたのにちょっと勿体なかったと思う。
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