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オープニング・クレジットが終わると一人の女性が、とあるビルディングの屋上にいる。はるかには台北101や彼女の故郷のグリーン・アイランド(緑島郷)と呼ばれている島も一望できる場所に主人公のメイがいた。しかし、何やら手の甲には赤い絵具のようなものがついている両手を高く、青く澄んだ空にかざしている。
A wave hits the rocks and returns back to the ocean
Leaving helpless little fishes on the rocks....
And when the next big wave comes,
"Angels will come bringing little fishes home"
However, some others would be left behind
The mermaid met a lost little fish in the vast ocean
She says to the little fish, "Fishy, fishy,
you can't find your way back"
Little fish asks, "Where are we going?"
"Come on and take a adventure with me!
Somewhere far, far, away"
"Where is that far, far-away place?"
The mermaid says, "I don't know either"
The little fish says, "I am just a little fish. Can I go that far?"
And the mermaid says, "We have courage. We have strength.
Why are you still afraid?"
But the little fish is still worried and asks,
"Will we run into sharks?"
"Maybe...."
"Will big wind and waves hit us?"
"Definitely!"
"And will we come across fishing nets?"
"I don't know"
The mermaid says, "Don't be afraid"
"let's be brave and swim out"
"Are you ready?"
子供の頃の両親に対する記憶や面影と大人になってからの記憶や過去の認識。その行き違いや本当は、両親が自分に対してどう思っていたのか? どのように将来を考えていたのか?また、自分に対する両親の過去の行いの中にある子供に対しての真実の愛を大人になった時に果たして、理解していたといえるのか? 今の自分の立場、睡眠障害も相まって、逆に母親に対して憎悪していないのか? この映画は、観客である自分に対しても問いかけているのではないかと思ってしまう。
あからさまに不器用な生き方しかできないところが魅力的な恋人のヨンシャン。今、彼はボクシング・ライセンスを取り上げられ、自暴自棄になりかけていたが....。その思い出とは....子供の頃、早くに船乗りの父親を亡くしたと思っている彼が、見知らぬ男との会話。
I've only known boxing all my life.
Seven........My dad sent me to learn boxing when I was seven.
He must've thought I'd be a great boxer.
..............................................
my mother and I used to wait to him at these dikes,
because I wanted to show him my new moves.
この映画の特徴として、グリーン・アイランドの父親のところに残った兄のナンと母親と一緒に台北に移り住んだ妹のメイがお互いが子供の時に母親と過ごしていた仲睦まじい時と大人になってからの母親に対する思いの対比をフラッシュバックと呼ばれるnon-narrative形式を使う事で、わかりやすく映像化し、また、現実とも幻想ともとれる不思議な世界観を表現しながら、彼らが真実の母親の愛を知る過程を描いている。
I'm talking about the kids.What are you talking about?
What about them?
Those two kids are really talented
Why don't you let them go to classes and lean more?
激しい両親の喧嘩を目の当たりにして発達していない子供の心が傷つき、その痛みで腫れあがったような感情から、幼い2人の子供に誤認を呼んでいる。
Don't say that!
Mommy's going to take you with her, not me.
I hate Daddy!And I hate Mommy!I hate them both!
Look!what is that?
Daddy, Mommy, Mei, and Nan.
そして童話作家となったメイが本の出版の時に
This is a story that has no end.
I used to look for the ending of it.
Now, I continue.....
To tell the story.
不思議に思うことが一つ。短期間とはいえ、日本で公開された映画、しかも4年前のものである。何故、今、公開なのか?
女優さんとも紹介されていた2015年のシルビア・チャン監督のインタビューから。「人は誰でもミスを犯します。ある時は、その過ちを許せないことが分かるし、でもほかの人はそれを許すことが出来るかもしれない。我慢するというある意味、優しい心根をどのようにさがすか、また私自身にとって、人を愛する心や優しい心から生まれたすべての感情を見つけようとしていたなら、私の心とともに他の人の心を突き動かせたらと願う。」
視聴者からあまり指示を受けていない本作。
映画情報サイト:Cinema Scope
「心のつぶやきの中にゴージャスな映画撮影と豊かなサウンドスケープ(音風景)は、過去、現在、幻想、現実が印象的な効果に混ざり合いながら、その懐かしさ、憧れ、そして神秘的に明らかに美しい環境を作り出している。」
1845年創刊のシンガポール最大の新聞紙:The Straits Times (Singapore)
「 チャン監督は、2人の主人公であるメイとナンの人生で予想外に登場するキャラクターにシュールレアリズムを吹き込んでいるが、それは映画の残りの部分に奇妙に存在している。」