「簡単な量産型」あやしい彼女 りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
簡単な量産型
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海外のヒット作をコピーしただけの薄っぺらさを感じました。
カツは苦労を重ねているにも関わらず、逞しく生き抜いて来た人という設定でしたが、苦労を重ねたからこそ生まれる魅力が感じられませんでした。
苦労はあっても周りに迷惑かけながら生きてきた人にしか見えなくて残念。カツの凛々しい様が経験から図々しくなったように感じました。
根本にカツの生き様の圧倒感が見えないので、全部薄っぺらく感じました。
また、昔の歌をうたう若者がスカウトされデビューなんて、シンデレラストーリー過ぎてリアルさがありませんでした。
若者がうたっているのに、なんでこんなに深みがあるの?心に響くの?となれば、よかったなと思います。
高評価の方にはそうだったのかもしれません。
昭和歌謡で注目を浴びたのに90年代を彷彿とさせる楽曲でのデビューにがっかりしました。
そこは、昭和歌謡路線でカツだからこその意味を出して欲しかったです。
ラスト、孫の命と自分の若返りが引き換えになるシーン。選択に時間がかかり過ぎでがっかりしました。
結局、人気作を日本風にして儲けようとした映画にしか感じられませんでした。
私はおもしろくないと思いましたが、これだけ世界にリメイクされてるので原作はぜひ観てみたいと思いました。
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