「とても良くて、とても惜しい(;´д`)」あやしい彼女 マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)
とても良くて、とても惜しい(;´д`)
公開前から結構期待してましたが、やっと観ました。
多部未華子さんによる、多部未華子の為の映画♪
期待に違わず面白かったです♪
結構泣かせるシーンもあります。
往年の懐メロにジーンと来ます。…もうそんな歳なのね…
ラストも親が子を思う気持ちにウルッと来て、自分の親不孝さに切なくなります…
…ただ、いろんな意味で惜しいです。
「なんで急にこうなるの?」「なんでここをカットするの?」とか多数。「ここいらないんじゃね?」と思うシーンとかもあるので、そこをカットして、ここをもっと膨らませれば…と言うシーンが結構アリ。
一番引っ掛かったのはラストのフェスのシーンでオリジナル曲を歌うところ。
「フェスではオリジナルを!」と言うのは劇中でも言われていたけど、ここは懐メロを2~3曲歌ってから、オリジナルを歌えば、もっと盛り上がっていたと思うのに残念。懐メロで注目されたバンドだけにこの流れの方が良いかなと。
多部未華子さんはレトロな可愛さを上手く表現しているし、歌も上手いし、婆ちゃん流のべらんめい口調が良い感じです。
それだけに惜しい!
ちなみに劇中の「あやしい彼女」と言うバンド名は昨今の「ゲ○の極み○女」的なセンスから来たんですかね?
ならば、ここは「ピンキーとキラーズ」的なレトロチックで来て欲しかったですな。
でも、スマッシュヒットです。♪
追記:
突っ込んだら負けか?と言うぐらいに鑑賞中はいろんなツッコミが頭に浮かびましたが、鑑賞後にじわりじわりと来てます。
特に「悲しくてやりきれない」「見上げてごらん夜の星を」と言った往年の名曲を改めて聴きたくなる中毒に掛かりました。
韓国版のオリジナルを鑑賞せずなのですが、これらの曲の採用は日本版のオリジナルだと思いますが、曲も素晴らしいけどこれらを使用するセンスが素晴らしいです。
改めて、時代を経ても色褪せない名曲の素晴らしさに感銘しました。
もう一度観てみると印象が変わるのかな?と思える不思議な中毒性がありますね♪