無限の住人のレビュー・感想・評価
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面白かった。
原作は未読。この作品に限らず原作と映画は別物と考えていますので。
結論としては面白い映画でした。
ただ時間が少し長かったかなと。
もう少し短くまとめてもよかったのでは。
PG12は、殺陣の場面の出血、手首、足首、胴体かなと思いましたが。
刀での殺傷はよくある時代劇のように着物の上から一太刀では致命傷にはならない(着物の合わせ部分では厚みが2倍になる)
むき出しの手首足首を斬り、動きを止めて首を突き刺す、袈裟斬りで首から上を斬る、頭を叩き割るように斬る、等々が有効な方法だったらしい。
その辺を描いたらアクション的には地味だが殺傷的にはリアルでグロくなるのではないでしょうか。
いや、ガチな殺し合いはむしろ嫌悪感しか残さないかもしれません。
多少ウソっぽいグロさの方が映画的にはいいのではないかと思います。
その意味ではこの映画は程よい感じでした。
気になる点は音声、音質。
劇場の設備(スピーカー等)のせいではないと思うのですが。(他の映画では気にならなかったので)
殺陣場面での音質がキンキンとした耳障りな高音でした。
私だけでしょうかね。
無限の杉咲花(の魅力)
三池崇史と木村拓哉の初タッグで名作コミックを映画化した話題作なのだが…、
多分この映画はどう見るかで評価が分かれると思う。
まず、本作に限った事ではないが原作ファンならダメだろう。キムタクのキャスティングが発表された時からブーイングの嵐。それに、原作コミックは20年続いたらしく、例えその中の一エピソードであっても140分に納めるなんて到底無理。
いつもながら原作は未読。一本の映画として鑑賞。
巷では専らキムタクの勝負作なんて言われてるが、自分は三池崇史の新作として鑑賞。
昨年は稀に見る駄作を手掛け、本当に当たり外れの差が激しいが、ここ最近の中ではマシだったと思う。
三池とコミックの相性は作品によりけりだが、三池と時代劇の相性はいいと思っている。「十三人の刺客」は快作だったし、賛否分かれる「一命」も嫌いじゃない。
本作でも、要所要所のアクション、クライマックスの大立ち回り。
多量の血、切り飛ぶ手足、思ってた以上のバイオレンス。
ケレン味たっぷりの三池節。
白黒の冒頭は往年の時代劇映画を彷彿させた。
…でも、マシなだけであって、面白かったとはまた別。
まず、原作を知らないので本格時代劇を期待したら、あらびっくり!
不死の主人公、出るわ出るわ奇抜キテレツなキャラたち。原作がコミックとは言え、異様な漫画時代劇。
妹を殺され、謎の老婆に不死の身体にされた侍、万次。
両親を殺され、復讐を誓う少女、凜。
万次は凜から仇討ちの手伝いを依頼されるが、凜は万次の亡き妹に瓜二つで…。
万次と凜の擬似兄妹のような交流、凜の復讐の相手である剣客集団の魔の手。
題材や設定はいいのに、それらを活かしきれず。話だけ追うと単調で、ただ襲いかかる刺客と戦うだけ。
物語の面白味や展開のメリハリに欠けた。
ボリュームのある要素をまとめ整理出来ず、最後は支離滅裂で誰が敵で味方か分からなくなった。
突然飛び飛びになったり、唐突な展開や不可解なシーンは如何ともし難い。
また、不死の苦しみや、万次や凜以外のキャラも一人一人深みはあるようだが、それらもしっかり描いているとは言い難い。
そこら辺、昨年手掛けた駄作と何も変わってない。
140分がやたらと長く感じた。
特異な主人公を演じても、キムタクはやっぱりキムタク。抑制の無い喋り方、現代的な台詞回しもやっぱりキムタク。でも、それがキムタク。
が、百人斬りと言われながら刺客には結構ヤられ、強いのは不死だからであって、凄みや魅力を感じられず。
福士蒼汰、市原隼人、市川海老蔵、太ももが眩しい戸田恵梨香ら主役級がズラリ。加えて、山崎努、田中みん、福本清三らベテラン勢。
豪華キャストの中でも一際熱演と魅力を放っていたのは、言うまでもなく杉咲花。
実質彼女が主役であり、少女の弱さ、脆さ、健気さ、純真さを体現。
潤んだ大きな瞳とあどけない表情には引き込まれた。
にしても、本作での彼女は特別可愛らしかった。この娘、おでこ出してるより前髪下ろした方が可愛いね。
結局、三池でもキムタクでも「無限の住人」という作品でもない、杉咲花で見ちゃった(^^;
作品に唯一足りないもの
ただのコスプレ映画
邦画は最近、漫画が原作の作品を映画化されたものが増えている。そんな映画で面白かったものが一つもなかったため、今回もあまり期待しないでいた。「やはりか…」というのが開始10分で感じたことだったw
漫画だからこそ表せられる躍動感や臨場感があると思う。(原作未読)それを実写で表そうというのがそもそも間違っている気がする。
キャラクターが多すぎて一人一人の人物像が薄っぺらかった。漫画のキャラクターの姿を忠実になぞりすぎていて、メチャクチャ安っぽかった。ただのコスプレにしか見えなかった。
色々なことを詰め込みすぎていて、映画として全く上手く収集をつけられていなかった。この出来で140分はかなり辛いw
キムタクの演技もくさすぎて酷かった。というか全体的に演技が酷かったw
杉咲花の魂の叫びにはインパクトがあった。
まあまあだった
不死身な時点でもう出オチじゃんと思っていたのだが、その分、超人的に剣の腕が立つわけではないところが面白かった。毎回死にそうな目に会う。しかしそれも毎回同じと言えば同じなので、後半に行くにしたがって面白みを感じなくなる。
敵の福士蒼汰が偉そうなことを言っているのだが、ヒロインのお母さんに対して集団暴行するような無法集団なので、なんだかな~と思う。応援も憎むこともできない感じだった。ならず者しか近くによってこないような気の毒な人って感じがする。
主人公が日本刀を分解して、柄の下に刃をくっつけるのだが、長すぎて振るたびに自分のお腹を切るだろうとしか思えない。『あずみ』の短い刃を柄につけているのは偉大だと改めて思った。やたらと二刀流にしたり、変な刀を使うのは漫画っぽかった。
クライマックスは雑魚を延々斬る場面が続いて迫力はあるけどスリルはない。元々不死身なのでスリルはあんまりないのだが、2重にスリルをそいでいた。福士蒼汰とキムタクのタイマンもなかった。
戸田恵梨香がさんざん人を殺しておいて、「怖くなる」などと寝ぼけたことを言い出す。だったら家事でもしてろよ。
不死身になったら話は終わりという思いをますます強くした。
原作の大事な所を省いてダイジェスト版にしたのを早送りにした感じでし...
楽しめた!
ただのバイオレンス映画と思えばそこそこ楽しめる
結構な俳優が次々と登場しては斬られて死んでいく!とゆう映画です。なのに所々展開が遅くて眠くなる。隣の主人は2度落ちてました!殺陣に目の肥えてる方は、特別なものは感じないでしょう。個人的には「るろうに剣心」の殺陣にドキドキワクワクして星5つなら、これは3つです。
俳優陣の熱演が、勿体無い!
100人斬りの迫力
原作ファンとしては30巻の内容を2時間30分に収めるのは無理がある...
キムタクが斬って斬って斬られて斬って
原作未読。なるほどこの設定はいい!主人公が最初から最後まで滅多斬りされる時代劇なんて無かったもんな。確かにこれは実写化向きの題材だと思う。キムタクが傷だらけの血だらけになるというのも時期的になんとなく味わい深いものがあってよかった。ただ全体的には惜しい作品だった
マンガ原作の映画にはついて回る問題やけど原作数巻分の物語を120分前後に収めるとなるとやっぱりダイジェスト感が生まれてしまうんよな(それに対するひとつの対処法は二部構成やけどそれはそれでまた問題がある)。いまいちアガりきれないまま物語が進んでいってしまう印象を受けるのは否めない
PG-12というのも物足りない。人体欠損描写が緩くなるんよな。「斬る」「人体がバラける」という行為と結果がワンカットで描かれないのはなあ…R-15だったらもっとグロテスクで燃える殺陣になったはず。ただ上映終了後に少年2人組が「『無限の住人』スゲえな!」と興奮していたので許した
間違えても大傑作『十三人の刺客』級を期待したら肩透かしを食らうけどまあ面白かった。とにかくキムタクが斬って斬って斬られて斬って(河島英五風に…)!「型破りな天才」という型を演じ続けてきたキムタクにとってブレイクスルーの一作になると思う(時期的にもね)。そこは流石三池崇史やなと
やっぱりキムタクはスターよな。いつでもキムタク。どうしてもキムタク。スターはそれでいい。そうあってほしい
『無限の住人』はR-15(できれば18)にして主要な敵キャラを2,3人カットして上映時間を100分前後にしたら傑作になったと思う。それができたら苦労せんてな…
つまらなかった
チャンチャンバラバラの時代劇
つまんなかった…。凄く長く感じたのは何故。 アクションみんな頑張っ...
つまんなかった…。凄く長く感じたのは何故。
アクションみんな頑張ってたけど、話が一辺倒で飽きた。りんちゃんはるろ剣の薫殿に通じるイラっとが。
予告編の壮大なスベり方に比べればマシかなという本編。キムタク好きじゃないけど頑張ってたのは認める。福士くんは…。
無限の住人のツッコミどころ。
キズの治り方描写がどうしてもウルヴァリン。
江戸時代の日本じゃなくてファンタジーだよね?と言いたくなる江戸感の無さ。
喋り方誰一人侍じゃない…。
ぶしゃーびしゃーと血の出る音が大袈裟でうるさい。
何故必ず何回か敵に斬らせるのか。ダメージあるし謎。
目は治らないのなんで?
背中に「万」背負ってる万治さんの自己主張すごー。
万治さん以外もゾンビばりに斬られても打たれても胴体切り離されても生きてる。なぜ。
キリないなー。まぁこうゆうツッコミしながら楽しむ映画なのだろう…。
途中で寝た苦笑
正義が戦う相手は、悪か?
良くも悪くも三池クオリティ。配役の好みが良く出てる。相当に金がかかってる映画なのもよくわかる。そのくせ、興行を考えて万人受けすることなど眼中になく、平気でグロいシーンをぶち込んでくる。むしろそれが潔いと思えてしまうくらいだ。
それにしても、今この時期、やはりキムタクだ。
世間からのバッシングを受けている姿が、まさにタイムリーな役どころとモロ被り。剣の腕じゃ、結局ほとんどの相手の方が強かった。でも、無様でも這い上がり、言い訳せずに痛みをこらえる様が現実のキムタクそのものだ。例えば今の白鵬のように、それまで散々持ち上げられて、いざ佳境を越した途端、手のひらを返したように砂をぶっかけられる姿を見ていると、むしろ応援したくなる。世間の酷評に黙って耐えているから猶更だ。そう思ってみてしまうからだろう、余計にこの映画に肩入れしたくなる。
で、映画のこと。
物量に物言わせる手法(「十三人の刺客」もそうだった)にしても、突飛なキャラや衣装も、三池監督という時点で想定内。むしろ、キムタクの演技が「キムタク」であることに安心感すら覚えた。
さて万次は、凛の復讐に手を貸しながらも、凛の正義に心動いたのではなかったのだろう。妹に似ていたからと理由があるにしても、それはどうでもよかった、自分が納得できる死に場所さえあればよかったのだ。言ってしまえば、正義なんていくらでもある。正義と正義が敵対することもある。天津にだって、乙橘(戸田)にだって、御公儀にだって、それぞれに正義があるのだ。正義と悪の割合が若干違うだけだ。万次がやっつけた御公儀の武士の中にはこれっぽちも悪のかけらもない純粋な侍だっていたはずだ。だから、自分だけが正義だと思っちゃいけない。そのことを、万次はわかっているのだろうな、と思わせるキムタクの演技だった。
(※しかし、この映画の評価が極端に高い、および極端に低いレビューの方々が軒並み捨てハンってどうよ。)
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