劇場公開日 2017年4月29日

  • 予告編を見る

「「無骨」で「泥臭い」木村拓哉を観た」無限の住人 白執事たーちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0「無骨」で「泥臭い」木村拓哉を観た

2017年5月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

殺陣の迫力と熱量に圧倒され、観てる途中で腕捲りするくらい身体が熱くなってました。

原作を読んでないので万次がどれくらい原作に近いのかはわかりませんが、スクリーンにいた万次は殺陣の迫力・眼力・咆哮、どれも最高のキャラクターでした。

今までの木村拓哉のドラマや映画と違って、万次は顔は傷だらけ&地だらけ&泥だらけ。オッサンだし端正とは程遠い見た目だし、言葉遣いも悪いし、斬り合いでもけっこうボコボコにやられます。

だから、エンドロールに「木村拓哉」と出た時に、、

「そーいやコレ木村拓哉だったな。」

と、思わず忘れるくらい、今までの木村拓哉の演じてきた役とは全然違いました。

端正な顔がアップで続くわけでもなく、ストーリー的にTHEキムタクなキャーキャーするシーンがあるわけでもなく。。

けど、そこにいた「無骨」で「泥臭い」木村拓哉は最高の役者でした。今回の万次は今までの木村拓哉の路線から大きな転換になる役になると思います。

観てる客層が圧倒的に男性中心なのもうなずけました。

「原作は好き、チャンバラ映画は好き、けど木村拓哉が出てるならどうせ木村拓哉的映画なんでしょ??」

と思ってる方がいましたら、全然木村拓哉じゃないので、ぜひ観に行ってみてください。

あとは杉咲花さん演じる凛の迫力が凄かったです。セリフや表情の迫力がとにかく凄かった。まだ19歳とのコトですが、あの迫力は素人目にみても「凄い女優」だと思いました。

ストーリー的にドキドキハラハラは正直そんなにありません。。

ただ、出演している役者さんたちの、殺陣や表情の迫力ある映像、つばぜり合いや怒号、、

これだけでも十分映画館に足を運ぶ価値があると思います。

今度は原作を読んで観に行ってみます。

読んで頂いた方ありがとうございました。

白執事たーちゃん