「まあまあだった」無限の住人 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
まあまあだった
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不死身な時点でもう出オチじゃんと思っていたのだが、その分、超人的に剣の腕が立つわけではないところが面白かった。毎回死にそうな目に会う。しかしそれも毎回同じと言えば同じなので、後半に行くにしたがって面白みを感じなくなる。
敵の福士蒼汰が偉そうなことを言っているのだが、ヒロインのお母さんに対して集団暴行するような無法集団なので、なんだかな~と思う。応援も憎むこともできない感じだった。ならず者しか近くによってこないような気の毒な人って感じがする。
主人公が日本刀を分解して、柄の下に刃をくっつけるのだが、長すぎて振るたびに自分のお腹を切るだろうとしか思えない。『あずみ』の短い刃を柄につけているのは偉大だと改めて思った。やたらと二刀流にしたり、変な刀を使うのは漫画っぽかった。
クライマックスは雑魚を延々斬る場面が続いて迫力はあるけどスリルはない。元々不死身なのでスリルはあんまりないのだが、2重にスリルをそいでいた。福士蒼汰とキムタクのタイマンもなかった。
戸田恵梨香がさんざん人を殺しておいて、「怖くなる」などと寝ぼけたことを言い出す。だったら家事でもしてろよ。
不死身になったら話は終わりという思いをますます強くした。
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