百日告別のレビュー・感想・評価
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忘れることが出来ない映画
実際にあった話だっただけに重たい話で切なくなりました。しかも監督の体験談なんて、舞台挨拶で本人を目の前にしたら、どんな顔して見たらよいものか?考えてしまいました。映画関係者の人が監督の彼を支え続けた話も聞いて、台湾人ってやっぱり優しいなと思いました。
涙が止まりませんでした
婚約者や妊娠中の妻を突然失った喪失感、何処にぶつけて良いのか分からない怒り、哀しくてたまらないけれど 自分の感情を押し殺して生活する日々 淡々と映像は進んで行くのですが…そこに自分自身が経験した愛する人の死と向き合って来た日々を重ね合わせて 涙が溢れて止まりませんでした。在り来たりなラブロマンスではなく心に残る映画です。
彼氏のことを思い出しました。 なくなって数ヶ月ですが、全然傷がいえ...
彼氏のことを思い出しました。 なくなって数ヶ月ですが、全然傷がいえません。いつか完治するだろう、で間接的に終わったところがよかったです。 序盤から涙が止まらなくて見れないかと思ったら、整理できない心境からゆったりはじまって、最終的にわんわん泣く女の子に共感しっぱなしでした。 男と女を交互にして傷つき方をそれぞれ表現してあるのもおもしろかったです。
終わり始まる
ショパンの旋律は問答無用で美しい。 だが役者の表情や仕草は取って付けた様なぎこちなさを感じた。 また、事故後に育偉が他の女を抱きながら妻を想い泣くシーンや、シンミンのソロハネムーンでの行動全体に違和感を覚えた。 噛み締める死も、乗り越える生も軽く映る。 バスは夕陽に照らされ穏やかに下る。
いつ、くっつくのかとハラハラ…。
交通事故で最愛のパートナーを失った男女。 映画あるある的にはそのふたりが出会って…、という流れでしょうがそうはならずにそれぞれが喪失の激しい空虚さに翻弄され、格闘する姿が淡々と映し出されます。 映画のあいだずっと、いつ、くっつくのかとハラハラドキドキしていた自分がちょっぴり恥ずかしい…。 しかし、喪失を乗り越えていくってやっぱりきつい。 ふたりの物語に織り込まれたいくつかのエピソードがとても胸に染みました。 まわりには傷口を自分から再びえぐるように見える行為が、前に進む唯一の道と思ってしまう時ってあるし、それがまた自分を苦しめるのだけど、それでももがく気持が痛いほど伝わりました。
映像が美しい
事故で恋人を失った男女のそれぞれの再生の物語。 あらすじだけ聞くとよくある話ですが、この作品が傑作なのは、主人公の心理を丁寧に描いていることと映像の美しさ(事故のシーンで割れたキャベツが散乱している画など最高!)でしょう。 この監督の過去作『九月に降る風』も最高でしたが今作も傑作です。
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