「瞑走」ダーク・プレイス 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
瞑走
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幼い頃に母親と2人の姉を殺されたリビー。
証言から兄ベンが容疑者として逮捕。
“カンザス一家惨殺事件”として世間の関心を集め、リビーはその唯一の生存者として同情され、寄付金で自堕落&無気力に暮らし、成長。
30年近く経ったある日、有名な殺人事件について話し合う“殺人クラブ”から招待が。
金欠になっていたリビーは謝礼金目当てで参加。事件と真相に向き合う…。
『ゴーン・ガール』で唸らされたギリアン・フリン原作のサスペンス。
一家惨殺事件の真相は…?
容疑者として逮捕された長男。悪魔崇拝や小児性愛の疑い。
が、殺人クラブはベンの冤罪を訴える。
ベンが犯人と主張しつつも、リビーもまた過去と向き合う。
家族の関係、その周囲の人間模様。怪しい影も浮かび上がる。
題材は非常に面白味あり。
だけど、もっとあっと驚く仕掛けがあると思いきや…。例えば、まさかのリビーが犯人とか。
そんなどんでん返しを期待したら少々肩透かし。
家族の暗部も関わるが、犯人(ちなみにある2人)も拍子抜け。
困窮とは言え委託殺人をした母、ビッチなベンの恋人、そもそも間違った証言をしたリビー。気の毒なベン。
シャーリズ・セロンはお美しく、クロエ・グレース・モレッツは珍しいビッチ役。ニコラス・ホルトはちと印象薄かったかな。
最初は結構興味惹かれて見てたのに、途中から間延びや中弛みが。
ちょっと残念。“瞑闇”が“迷走”してしまったような…。
今度ドラマシリーズになるらしいが…?
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