「ケンとカズの魅力」ケンとカズ 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
ケンとカズの魅力
自動車工場で働く裏でシャブの売人をしているチンピラのケンとカズ。事情を共に抱えたまま将来を不安視していた。
シャブ抗争も絶えず金も必要になって行き、敵対する相手と手を組もうとするカズだが、ケンの方はやがてシャブの世界から足を洗おうと考え始める。
チンピラの枠でシャブの売人の世界観を堪能させてくれる映画としては面白い。家族を中途半端に絡ませるのもまたいい。
ただ、面白く魅力感じるのはケンとカズ、その後輩ぐらいで敵対する売人や仕切っているヤクザに魅力を感じない。
ヤクザNO.2のカッコ悪さ演技素人さには笑う。
また、殺傷の描写もブレなどでごまかし。
乗れる車が全てレンタカーと言うのはカッコ悪い。大手では無い制作会社の作品としては良作の部類に入るのだが、製作裏側を観てしまうとカッコ良さも失われそうな映画だった。
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