「戦争の犠牲になるのはいつも」ヒトラーの忘れもの こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争の犠牲になるのはいつも
一方的に攻められたデンマークから見ればたしかに
ドイツは憎むべき敵でくそナチスなのだけれど、
目の前の一人一人が該当する敵なのか、というと
そこは何とも判断できるもんではない。
戦時下においては敵も味方も
相手が同じ人間だということを忘れがちになるのだと
歴史を学ぶことで身に染みての教訓としなければいけないのだ。
年端も行かない少年たちが敵なんだろうか?
約束を反故にして敵国の人間なら
死ぬまで使い倒して捨てればいいって言ってるのが
味方なんだろうか?
現在はロシアによるウクライナ侵攻のせいで
フィクションとして観にくい。
ウクライナに限らず常に世界のどこかで
こういうことは起き続けている。
戦争の犠牲になるのはいつも女性や子供たち
権力のない者、弱いものばかりだ。
被害者にも加害者にもならないように
Noと判断できるように
ぼんやりせずに目を見開いていなければいけないのだ。
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