ジョーのあした　辰吉丈一郎との20年のレビュー・感想・評価

まっすぐ、まっすぐ、まっすぐ。そこはかとなくまっすぐ。

元プロボクサーの俳優の片霧竜二です辰吉丈一郎芝居が‥‥

辰吉って、こんなに呂律が回っていなかったっけ…。いわゆるパンチドランカーなのかも…。
嫌いなキャラクターではないけど、やっぱり、人は円くなっていくんだな…と感じた。
気の済むまで頑張れば良いと思う。そして、本当に引退した時に、この映画を観たかった。なぜ、今？

公開初日、監督舞台挨拶付きで鑑賞。
1990年代に騒がれて以降の軌跡、全く知らなかった。
衰えゆく肉体、年々聞き取りにくくなっていくパンチドランカー特有の口調。
それでもなおリングを目指し、調整・挑戦を続ける男・辰吉。
何が彼を駆り立てるのか。おそらく彼自身も言語化するのは難しいのではないか。
歩みを止めない、走り続けるその姿に、背中を押される、そう私は感じました。

44歳になった辰

20年に渡る取材。薬師寺戦離れてしまった俺には知らない事ばかりでした。俺より色々経験して、色々考えているので応援するしかない。