「とにかく脚本が素晴らしい」ボーダーライン(2015) 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく脚本が素晴らしい
採点4.3
麻薬カルテルとの争いを描いた作品。
あの冒頭の吊るされている死体。
あれメキシコだと本当にあるそうで、警告の意味で歩道橋からよく吊るされるみたいです。
カメラがその緊張感をよく捉えていて、街を走ってるだけなのにピンと張った空気がすごいです。
印象的だったのが夜間の作戦ですね。
夕方から日が暮くれ闇に、そこから暗視スコープの映像になる。
これが段階を追った映像で、とても良い緊張感を出していました。
それと、とにかく脚本が緻密で素晴らしいですね。
仲間なのか敵なのか、善なのか悪なのか、全部が曖昧な位置ですごく引き込まれました。
デルトロの実に淡々とした芝居も良かったですね。
いや、これは面白かったです。
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