「後味の悪いラスト」ボーダーライン(2015) ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
後味の悪いラスト
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冒頭の衝撃シーンから、緊迫感、緊張感の連続で、最後まで画面に釘付けだったが、後味の悪いエンディングだった。結局、真っ当な人間だったのは主人公のエミリー・ブラントと相棒の黒人だけだったということか?
主人公が法を無視しても悪い奴らをやっつけるというヒーローものの映画は結構あるが、その類だったら、ベニチオ・ベル・トロが主人公だ。一匹狼で敵陣に乗り込むのは、昔で言えばマカロニウェスタンのヒーロー、最近の映画ならイコライザーのデンゼル・ワシントンかな。ところが、この映画ではエミリー・ブラントが主人公なので、結局彼は最後に偽りの報告書にサインを彼女に迫る、悪役になってしまった。つまり、エミリー・ブラントの位置づけがイマイチ曖昧のように感じる。そのせいか、次回作では彼が主人公になってるようだ、まだ未見だが。
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