「闇が深すぎる。。。」ボーダーライン(2015) はまちさんの映画レビュー(感想・評価)
闇が深すぎる。。。
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パッケージにあるように、まさに何が正義か考えさせられる。
途中までは、主人公含めCIA達が正義、一大麻薬組織が悪っていう単純な構図だったけど、(実際民間人の前で銃撃つとか何事!?とは思ったけど)、アレハンドロの正体を知ってから、単純にそうとは言えなくなった。
ボスを捕まえたいCIAと、復讐したいアレハンドロ。目的さえ一致していれば他は何も関係ないのか。結局アレハンドロの復讐は思い通り、家族の命を目の前で奪い、ボス本人もさようなら。。。えぐすぎる。それに限らず警察の拷問もえぐすぎる。。。
ちょいちょい組織側の人の日常がうつるのも、考えさせられる。本人と、その家族の存在が常にちらつく映画。やめてくれ~ってかんじ。
国境越えとか潜入時とかの臨場感と緊張感が半端なかった。
というか、主人公はほとんど最初っからずっと第三者というか、傍観者の立場だったのが意外だった。どことない無力感を感じた。きっとこの先、この世界では生きていけないんだろうな。。。最後にアレハンドロを撃てなかったのが、またグレーなところ。
面白かった、借りてよかった。
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