「麻薬戦争のファンタジー」ボーダーライン(2015) tedさんの映画レビュー(感想・評価)
麻薬戦争のファンタジー
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脚本家がケイト・メイサーを男にすることを提案してて、たぶんその方が大作になったと思います。ただ、この映画のストーリーはおかしくて、ベニチオ・デル・トロ演じるアレハンドロが検事だったのに殺し屋みたいになっていて、現実にありえない設定だと思うんですが、これはメキシコの現実が映画で描けないようなものなので、このような物語に落ち着いたということでしょう。そして希少な正気の人間ケイト・メイサーという女性はエミリー・ブラントじゃないと演じられないくらい微妙な、肉体的にも精神的にも踏んだり蹴ったりな役をお涙ちょうだい的ではなく、清々しさとのギリギリなバランスで演じており、俳優として魅力のある映像を見せてくれたと思います。しかし、ベニチオ・デル・トロの演じたアレハンドロは何なのか?ほぼ007なみの仕事をこなして続編でもやる気なんでしょうか?
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tedさんのコメント
2016年8月9日
アレハンドロは元検事で妻と娘を惨殺され、個人的な復讐のために作戦に参加している…という役のようです。
コロンビアのメディシンカルテルに協力することを目標にするので、いちいち『作戦は合法である』という書類にケイトメイサーのサインをさせたということですが、なかなかうまい話という評価なんでしょうね~
HammondJ3さんのコメント
2016年8月8日
監督は替わりますが、デル・トロ主演の方向で続編が決まっているようです。ちなみにデル・トロの役は、コロンビアのカルテルの元幹部と劇中で言っていた気がします。