「現実は、もっと怖いんだろうな」ボーダーライン(2015) 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
現実は、もっと怖いんだろうな
アメリカとメキシコの国境付近における麻薬戦争を描いた作品。
激烈ですねぇ。日本でこの様な事が話題になることはないので、衝撃的です。単に、警察に寄る取り締まりではなく、リアルに“戦争“だと思います。
描かれている内容が圧倒的すぎて、何とも言えません。映画なので、多少の誇張は有るんでしょうが、これに近いことが行われているとすれば怖いです。
非常にトリッキーなのが、アレハンドロのポジション。ああいうことをすると、10年後とかにブーメランで自分自身に返ってくるんですよねぇ。アフガニスタンでの出来事のように。
邦題の『ボーダーライン』は、舞台となっている国境という意味の他、善悪のボーダーラインと言う二つの意味を掛けたんでしょうかね、やっぱり。洋画の邦題はトンデモナイことが多いんですが、そう言う意味では、この邦題はまだ許せますね。
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