3月のライオン 前編のレビュー・感想・評価
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見応え十分
前後編を一緒に観てしまおうなどと思っていたら、
意外に早く劇場公開が終了してしまった。
あまり出来が良くなかった?と思っていたが、
ネットレンタルしようとしたら結構人気のようだ。
結局、ネットでもまとめてのレンタルはできず、まずは前篇。
とにかく、神木君がはまってる。
映画の学生役というとおっさんばかりで違和感ありまくりなのでが、
それは全くなし!
複雑な環境下で育った天才高校生を見事に演じでいる。
舞台は将棋界だが、スポーツなどどの世界にも通じる話だ。
尤も、スポーツなどよりはるかに繊細で奥深い世界で、
彼の苦悩と時折見せる喜びが心に沁みる。
近所の家族やライバルなど、取り巻く人たちも見事だ。
特に、有村架純はいい意味で想定外だった。
こういう屈折した感じが彼女の本質なのかも。
前篇としては、これ以上なく満足。
後篇への期待は膨らむばかり。
期待してなかったが
原作に忠実で良い。
下町のロケーションが良かった!!
楽しむために映画を観たいのにピリピリした家庭を見せられてもと思いましたが、主人公は決してグレる事が無かったし次第に引き込まれていきました。将棋の魅力はいまいち伝わってきませんが、真面目な「聖の青春」や千早がかるたを始めた理由をカットしてしまった「ちはやふる」よりは面白いと思います。尺が長すぎます。下町のロケーションとおせち料理、おさげの女の子が良かったです。有村架純の役はヒステリックでどうかと思いますが、押しかけてきて足湯に浸かったり、Tシャツを借りて着替えたり、泊まって翌朝メイクをする姿は反則でした。
雰囲気はまぁまぁ
素晴らしい
なかなか!
将棋に取り憑かれた人間の葛藤と僻み、そして覗かせる一筋の光
重い対局
藤井四段が快進撃を成し遂げ、“レジェンド”ひふみんがバラエティー番組などで大活躍。今、空前の将棋ブーム。
映画界でも、昨年は松ケンの熱演が光った『聖の青春』が公開され、そして本作はアニメ化もされている大人気コミックを2部作で映画化したその前編。
中学生でプロの棋士になった零。
複雑な生い立ち、人見知り、孤独…人間関係や将棋しか無い自分の生き方に苦しみ、悩み、葛藤しながら成長していく。
さながら難しい対局と対峙するかのような苦難の道。
天才が故の宿命。
その中で関わり合う育ての家族、将棋仲間、ライバルの存在…。
近所の明るい3姉妹との交流で知る温もり…。
少年は人として、勝負師として、何を見出だすのか。
王道の青春&成長ストーリー。
複雑な主人公・零を、神木隆之介が抑えた好演。
その他、出るわ出るわの豪華キャスト。
中でも、名人役の加瀬亮はドハマり、特殊メイクを施した染谷将太の変貌ぶりには驚き!
キャスト陣が猛特訓したという将棋の動作は見事。
将棋のルールは分からんが、対局は美しく、緊迫感も漂う。
大友啓史監督がじっくりと描いていく。
見応えはあったが…、本作、重い。
零がまず暗い生い立ちを抱えている。
幼い頃に交通事故で家族を亡くし、父の友人であるプロ棋士・幸田の家に引き取られ、猛特訓を受ける。
幸田にはプロ棋士志望の娘が居たが、腕を上げた零の前に夢破れ、幸田家をぎくしゃくさせてしまう。
てっきり恋のお相手かと思った有村架純がえげつない毒を吐く。(意外と悪女役もイケる…?)
ある対局で幸田と再会し、勝利。師匠で育ての親に勝ってしまった事で、ナイーブな零はさらに憂鬱、憂鬱、憂鬱…。
負かした相手に因縁つけられ、怖いヤクザ面の棋士に訳あって殴られる。
将棋の世界って神聖で格調あるものと思っていたが、こんなに愛憎入り交じりドロドロしてるのか…!?
原作コミックを忠実に描いてるのかもしれないし、これが将棋の世界のリアルなのかもしれない。
が…
春公開&コミック原作&2分作&日本の伝統競技で『ちはやふる』のような爽快感ある青春モノを期待した自分には荷が重かった。
ま、勿論後編も見るけど。
ゲスな有村架純
大人向けの良作です。
キャスティングで魅せる映画
ストーリー的には平凡にも思えるのだけれど、キャスティングが素晴らしかった。特に佐々木蔵之介が演じる島田開。原作を知るものとしても納得のキャスティングで、むしろ原作以上だった。実写化については賛否両論あると思うが、こういう原作を超えるキャスティングが見られるのは実写化のおもしろいところだと思う。
続きは気にならないちゃんと一本の映画
後編を見るまでは…
原作の漫画は未読ですが、アニメは全話見ました。一人一人の背景や内面が描かれ、登場人物の誰もが人生をもがきながら歩んでいる感じがとてもよかったです。そして本作でもその雰囲気を大切にしようと、神木龍之介くん、佐々木蔵之介さん、伊藤英明さんらが、みごとに演じきっていたと思います。このキャスティングもナイスだと感じました。
作品の中心が将棋であるだけに、派手な盛り上がりはありません。むしろ地味な展開に映る場面が多いです。しかし、それがじわじわと響いてくるあたりが、まるで将棋の対局の息詰まるような消耗戦のようでよかったです。
ただ、全体としては好印象なのに、アニメで感じた感動がイマイチ伝わってこなかったのは、残念というか不思議です。後編を見ればすっきりするかもしれないので、後編に期待です。
ハードボイルド
娘とデートである。彼女が3月のライオンのファンなのだ。「君の名は。」「この世界の片隅に」と、コンスタントに2人で映画に行かせていただいている。一緒に映画に行ってくれるまでを楽しみたいものだ。
大友啓史監督の現代劇は初めてみる。期待に違わずとてもよかった。まずキャスティングで絶対に負けない勝負に持ち込んで、端々の役者までキャラを立たせる演出がいい。ヒット作を求められる映画監督に必須のスキルだ。
かつての野球少年は、まず高校野球で、次にプロ野球で、自分が年齢を重ねていくことを客観視する。この映画を見て同じことを感じた。自分より上の豊川悦司がいて、世代が近い伊藤英明や佐々木蔵之介がいて、下手すると子ども世代の神木隆之介、有村架純がいる。10年前「硫黄島からの手紙」で見つけた加瀬亮がいる。あ、あの試合でいいピッチャーだなと思ったな、というような。
普段まったくマンガを読まない僕が3月のライオンに惹かれるのは、ハードボイルドだと思うからだ。「強くなければ生きていけない。やさしくなければ生きている資格がない」永遠のテーマだ。
漫画の映画化のようですが読んだ事は無く、前編後編一挙観です^ ^ ...
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