「絶妙なキャスティング」3月のライオン 前編 郷愁さんの映画レビュー(感想・評価)
絶妙なキャスティング
原作既読です。
というか原作ファンです。
この作品に関しては、まずはなんと言ってもキャスティングが素晴らしい。
神木くんと佐々木蔵之介さんは違和感が無さすぎてアッパレでした。
実写化にあたって工夫もされていましたね。
原作の特徴として、セリフには無い思考表現の多さがありますが、そのほとんどをナレーションではなく役者の演技力に委ねているところ。
ギャグ部分を根こそぎカットしているところ、など。
あと、将棋普及に役立ちそうなところ(笑)
ちょっと残念な点は
原作を知らないと解らなすぎじゃね?というところ。(これは原作未読の人に聞いてみたいです)
原作でインパクトがある部分をダイジェストのように詰め込んだおかげで、ひとつひとつがさらっと通りすぎて行くように感じてしまったところ。
原作は登場人物が何かを取り戻していく物語ですが、映画は主人公が成し遂げる物語。
少しベクトル変更されているように感じました。
佐々木蔵之介さんはまんま島田さんで、演技もとても良かったです
おやつシーンで干し柿とくじらもちを食べてたのはすごく好印象!
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郷愁さんのコメント
2017年4月1日
コメントありがとうございます
非常に繊細なストーリーですから、ちょっと方向が変わると全然違う物語になるんですね。
これはこれでアリだとは思いますが、個人的に期待していたものではなかった感じです
ahyamaさんのコメント
2017年3月30日
同感です。
ベクトルの違いが、零のキャラを変質させてしまっていると思いました。
香子が不自然に露出しているのが原因の様に思えて、大人の利害関係が見え隠れしてシラケます。