金メダル男のレビュー・感想・評価
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諦めない心に可笑しくもジーンと心打つお話
内村ワールド全開!笑
派手さはないけどほんわかして面白楽しい作品。何度も笑かしてもらいました。庶民的で地道に頑張るひた向きさ、かっこ悪くても挑み続ける行動力、行き当たりばったりなんだけど、常に自分の好きなこと、思う事をしっかり持った芯の強さがとても惹き付けられる魅力ある作品でした。自分も今からでも先の事など考えず、具体的な何かが無くとも、小さいことでも挑戦して行こうって思える勇気をもらいました!
観終わった後の清涼感
映画を観終わって、清々しい気持ちになれる良い映画です。
主人公とその周りのキャラクターによって、幼少期から学生時代・就職・友達・恋人・家族・老後と人生のいろいろな場面を、笑いあり涙ありスポ根ありのウッチャンならではの切り口で見せてくれます。
子供から大人まで映画を見る側の観客もどこかしらで共感できるストーリー。
観ているこちらも自分の人生を振り返るキッカケとなり、明日からまた頑張ろーっと思えるそんな清涼感を得られました。
様々なキャストはウッチャンの今まで培った人脈の広さが伺える豪華さ。
本を先に読みましたが映画版は他にも映像の小ネタが散りばめてあって、倍楽しめます。
どこにどんな人が出てくるか、どんな曲が使われるかを発見するのも楽しいです。
万人ウケする映画じゃなくていい、
ウッチャンにしか作れない映画をこれからも作っていって欲しいと思います。
1人舞台が凄すぎたので。
金メダル男はもともと、内村光良の1人舞台「東京オリンピック生まれの男」が映画化したものである。
人と同じように生きることのできない性を背負ってしまった男の物語。
誰しもが固有の存在であることを望みながらも、なんだかんだで高校→大学→就職、その間に、人によってはバイトやフリーターやニートの期間があるにしろ、外から見れば、だいたい似たような人生を歩む。
基本的には、共感を得られない人間の物語ではあるからこそ、自分が共感できる箇所を探しながら観ると良いかもしれない。
生き方は千差万別でありながらも、同じ扱いを受けてしまうこの日本社会において、自分の生き方を全面的に肯定しながら、生きられる人は一体どれくらいいるのだろうか。
ちなみに、1人舞台のほうは間違いなく★5つですよ。
内村ワールド炸裂。
金メダルに人生を捧げた男の物語。
今までやって来たバラエティ番組を活かして作った感がある。
大きな笑いは無い。
クスクス笑わせる程度の詰め合わせ映画であり、今までのウッチャンナンチャンのコント設定や小ネタに面白みを感じる映画。
ジャッキーネタも出てくるし、出川もイジる。
内村光良が好きでなければ、どうでもよくなる映画であろう。
「何を語りたいの?この映画は?」と。
賛否両論激しくともゴーイングマイウェイ。
北野武しかり、松本人志しかり、内村光良しかり。
ホント芸人が監督する映画って自分のワールドを持って映画を作る。
いいんでないかい?そういう作り方も。
ただし、昔ほど消費しなくなったこの世の中でこの映画が通用するか?と言われればNO。
お金は出せない。
1等賞目指してガンバッテ金!
秋田泉一。
1964年、長野県塩尻市生まれ。
記念すべき東京オリンピック開催とは正反対に、至ってごく普通の少年。
転機は小学生の時のかけっこ。
1等賞を獲り、その感覚が忘れられず、以来色んな事で1等賞を獲り、神童とまで呼ばれるほどに。
中学にて初の挫折。平凡…いや、平凡以下。
高校まで一つも1等賞を獲れないでいたが、歌番組のアイドルの歌に勇気付けられ、一人部活動を始め、再び脚光を浴びる。
上京。暫く自堕落な日々。
異端の劇団に入り、看板俳優に。
解散後、世界へ旅に。
途中、太平洋で遭難、漂流の末無人島に流れ着き、実に7ヶ月をそこで送る。
助けられ、帰国。すると、一躍有名人に。
TVにイベントに引っ張りだこになるも、人気はすぐ沈下。
そんな時、マネージャーを務めていた女性・頼子と結婚。実は彼女は…。
結婚後、夫婦で1等賞に挑戦。
40を過ぎて、子供が誕生。
子供の為に初めて就職。
仕事中のハプニングで注目を集めるが、束の間。
そして50を過ぎた時、またまた“1等賞”が…。
山あり谷あり波瀾万丈、1等賞を目指した一人の男の人生。
まるで映画のよう。
…あ、勿論、映画。
ウッチャンが自身の舞台を映画化した3本目となる監督作。
Hey!Say!JUMPの知念侑季と共に二人一役で主演も。
ベロンベロンの酔っ払い演技&漫才も披露する木村多江を始め、ちょい役にまで豪華な面子はウッチャンの人脈か。
ベタからシュールまで本職の芸人としての笑い、1960年代~現在までのカルチャー、時事ネタもたっぷり。
次いでに言うと、自身の経験(剣道部のエピソードはTVで言ってた)や身内ネタも。
“ウッチャン劇場”…と言ったらそれまで。
でも、この笑えて、意外にもホロリとして、悲哀もたっぷりなツボを抑えた作風は、TVで見かけるウッチャンの人柄そのもの。
これまで手掛けた作品もそうだが、見れば心地よいB級グルメ的な満足感こそ、ウッチャン作品の特色の無い特色。
残念ながら1等賞映画ではない。
でも、芸人監督映画の中でも、ウッチャン映画はどうしても好きなのだ。
親子の絆、友情、夫婦愛…いずれも普遍的なもの。
特に、1等賞目指して諦めない姿は、イッテQで挑戦した大回転と重なって、何だか不思議なくらい説得力があった。
個人的にウッチャン映画1等賞は「ボクたちの交換日記」なので、今回3.5が妥当なのだが、
グランプリの写真、ラストシーン、桑田佳祐の主題歌など良かった点が多々、またウッチャンが好きという贔屓もあって、今回も4にさせて頂きました。
映画館がサンクチュアリ。
舞台は知らなかったが新聞に連載されていたのはチラリと読んだ。
いかにも内村光良の繰り出す世界感覚に小ネタやギャグの数々と
いった感じで楽しめるのだが、しっかりと映画構成になっている
ところは心地よい。それもそのはず、内村は映画学校出身だった。
確かにコントめいた場面はあるしゲストも多種多彩(それも一瞬)
という忙しい展開ではあるのだが、主人公の成長とともに上手く
いったはずなのにそこへおさまらない規定外の一等賞狙いという
目標が一生続いてしまう不幸?と、それを味わう家族ならではの
苦悩は(笑いというより)悲哀に近い。オリンピック年に生まれた
からといって誰もが期待に応えることはないが(選手によくある)
アレ?自分は特別なんじゃないかという勘違いは人間誰しもある。
その可笑しさを終始体現している内村の演出は泣き笑いが満載で
特に彼の青年時代までを演じる知念侑李のおとぼけコメディぶり
が絶品。参勤交代シリーズでもいい味を出していたが、彼は今後
この線でいったらどうだ?と思ったくらい。初恋の行方や同窓会
でのあるあるネタに納得、トップテンでの歌も自作とはやるねぇ。
(よくその時代を見ているなという感じ。キャストの扱いも巧い)
ほのぼのしたい人はどうぞ〜
他の方のレビューにもあるように、本作はコメディかもしれませんが腹を抱えて笑えるような場面はなく、それを期待してみると拍子抜けします。ですが、ニヤッ、クスッとする場面はちょいちょいあり、ウッチャンに近い世代の方は懐かしさを感じるでしょう。
でも、描きたいのは笑いではなく、泉一の生き方なんでしょうね。たった一つのことだけを目標に人生を貫くなんて、なかなかできることではありません。まして、その目標を達成するのはさらに難しいです。でも、「こんなはずじゃない」「どうすればいいんだ」「いつかはきっと…」と挫折の中でもがく姿は誰の中にもあり、そこに共感する人は多いのではないでしょうか。
それを描くためとは言え、前半の知念くんパートが長すぎて、ちょっとだれてしまいました。平泉成さん、温水洋一さん、手塚とおるさんらが脇を固める、ウッチャンパートの方をもう少し見たかったかな。とくに泉一を献身的に支える、木村多江さんがステキすぎます!泉一の人生はまだまだ続くようですが、現時点で最高の金メダルを手に入れていると思いました。
全体を通してストーリーが平坦で、これといった仕掛けもなく、大きな感動を覚えることはありませんでした。でも、じわりじわりと感じるものはあるので、ほのぼのしたい方はどうぞ~。
人生とは
観ていてしみじみと感じるものがたくさんあった気がします。
主人公秋田泉一の人生は少し極端かもしれないけれど、人から賞賛されたくて、いろんなものに手を出して、とにかく一等賞になりたくて...
子供の頃は人より出来てたのに成長するにつれて平凡になってしまったり、異性が気になって自分を見失ったり、さもないことから元気をもらい頑張ったり、周りが呆れるような突拍子も無いことを考えたり、少しうまくいったことで簡単に調子に乗ったり、煌びやかな世界に憧れたり、簡単に挫折したり、思いもしないところで経験が役立ったり、何かを成し遂げたことで注目を浴びてもすぐ忘れられてしまったり、頑張って取り組んでたことが簡単に他人に取って代わられてしまったり、大切なものはすぐ近くにあったことに気づいたり、知らぬ間に何か特別なことをしていたり、ふとしたことで初心を思い出したり。
人生ってそんなものなのかもしれません。
程度は違えど、他人事のように思えない人は多いのではないでしょうか。
コメディでありヒューマンドラマ。統一感が無いようにみえて人の人生を多角的に表現した映画として観ることが出来ると思います。
内村監督作品…
A
監督の優しさが作品ににじみ出ている作品だと感じました。
個人的には嫌いではないのですが、大笑いや、感動的になるかというとそうではないのかなぁ...。f(^^;
出演者の豪華さには監督の交流の深さかと思いました。
脚本少し変えて違う人が撮ったらどうなるのか見てみたい気もしました。
元気になれます(^^)
私は気に入って3回観ました。
開始15秒で一笑い来ます(^^)
内村ワールド全開で、終始ニヤニヤが止まりませんでした。
コメディだけど、伝えたいことはしっかりあるし、ホロリとする部分も。
味のある人間が沢山出てきて、それぞれの人生のサイドストーリーなんかも見たくなりました。
内村監督の真っ直ぐさが表れた良い作品だと思います。
色んな意見もありますが、私はこの作品に元気を貰いました。
これでもかという豪華なキャスト。取りつかれた男の数奇な人生。
【賛否両論チェック】
賛:何事にも中途半端になってしまう男の半生が、おかしくも切なく描かれる。超豪華なキャストの登場の連続も圧巻。
否:笑えるシーンは意外と少なく、変にシリアスなので、単調で眠くなりそう。
「何事にも1等賞にこだわる=何にでも中途半端に手を出す」という負の連鎖に陥っていく主人公が、様々な人間達と出逢い別れながら、次第にその数奇すぎる人生を噛みしめていく様子が、クスッと笑えながらもどこか切なく映ります。
ただ、笑えるシーンは思いのほか少なめで、なおかつ結構シュールなので、人によっては退屈に感じてしまうかも知れません。その辺りは、好みが極端に分かれそうなところです。
そしてこの作品のもう1つの魅力が、何といってもその豪華すぎるキャスト。
「え!!これだけの役でこの人!?」
と何回も思ってしまうこと請け合いです(笑)。
笑いたい時というよりは、人生の機微を実感したい時に、オススメの1本です。
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