劇場公開日 2016年3月18日

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「リリーとゲルダのすべて」リリーのすべて 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

4.0リリーとゲルダのすべて

2021年10月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

まずエディ・レッドメインの演技が素晴らし過ぎる。
リリーがどんどん姿を表して来る様や所作は圧巻だった。

リリーの踏み出したこの第一歩は月に人間が行くのと等しい
勇気だと思うけど、
僕的にはゲルダの苦悩がしっかり描かれてて、
感情移入出来た。

今でこそLGBTQも一般的に知られ、
それなりに知識もあるけれど、
当時同性愛だとか性同一性障害とか言われても、
信じ難かったと思う。

本編のセリフのように何か趣味の悪いゲームに付き合わせれてるんじゃないかと思って仕方がないと思う。

それを、もしかしたら自分のせいでと言う罪の意識からか、
愛する人の本当の希だからか、最後まで側にいてあげた
ゲルダもまたスゴい人であったと思います。

しかも、この手術の成功は、
愛した人の望みを叶える事ではあるけれど、
自分の愛した人はいなくなると同じ意味を持つと言うところ
が泣けました。

とても良い映画だったと思います。

奥嶋ひろまさ