「壮絶な愛の物語」リリーのすべて ももさんの映画レビュー(感想・評価)
壮絶な愛の物語
クリックして本文を読む
エディ演じるアイナー(のちにリリー)が足のモデルを頼まれた当初は嫌がっていたが、当てさせられたドレスに心が奪われていく様がキュンとさせられました。
物語の中盤までは女装をしていてもゲルダを愛する男として描かれていましたが、男でいるよりも女の(リリー)姿でいないと自分が保てずにいられない描写はリアルでした。
私が素直に感じたのは
女だから男しか恋を感じれないリリーですが、亡くなる寸前まで妻であり友人で有り続け守り続けてくれているゲルダへの愛も相当なものだったのだと感じます。
自分を愛し、愛されることを望まれるが叶えてやれることもできないが、支えて欲しく、愛し続けてくれるゲルダなしには生きられないこと、心から泣きました
手術するため1人汽車に乗るアイナーにゲルダはついていきたいと申し出ますが妻の悲しみを思うと残酷なことをさせたくないと拒否して行きますが
結局はリリー(術後)辛い時にはやはりゲルダの強い支えと支援
生涯、2人は夫婦から友人へと変わりましたが
愛は2人を強く結び終わりまでほどけることはなかったのかなと思いました。
実際にあった本当のお話ということなので、映画以上のものがそこに確かにあったのだと考えると涙が止まりません
最後まで悲しく胸に刺さりますが、これこそ最高の映画だと思えました
コメントする