「自由な風に舞うこと」リリーのすべて 由由さんの映画レビュー(感想・評価)
自由な風に舞うこと
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夫婦のアイナーとゲルダだが、次第に、それまで隠れていた自分が姿を現すことに戸惑うアイナー(リリー)と、その当時は未知であった障害に対して苦しむゲルダ。
それでも、リリーを信じて支え続けたゲルダの姿に、深い絆を感じた。
また、自分の生き方を自分で決めたリリーに、人生に対する強い希望を感じた。
リリーの女性的な仕草が、もう少しさりげなくても良いのではないかなと若干の違和感はあったけれど、リリーに対する人の奇異な目が、気の毒に思えた。
切ないけれど、ストールが風に舞う様子に、一人の人間の自由な生き方が見えた。
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