「【”最初の肉は、父さんとその愛人だった・・。”今作は、ムッチャブラックな息子を溺愛する狂った母の所業を描いたカニバリズム映画であり、鑑賞後はミートボール、唐揚げなどが食べられなくなりそうな映画です。】」フリーキッチン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”最初の肉は、父さんとその愛人だった・・。”今作は、ムッチャブラックな息子を溺愛する狂った母の所業を描いたカニバリズム映画であり、鑑賞後はミートボール、唐揚げなどが食べられなくなりそうな映画です。】
<Caution!内容に触れています。>
ー ジャン・ピエール=ジュネ監督の「デリカテッセン」にも描かれているように、ひき肉って、何だか怖いのである。
元の肉が何かが、良く分からないからであろうか。
今作がジワリと怖いのは、母(延増静美:失礼ながら、笑顔がムッチャ怖い。)が作るひき肉料理を食べながら、苛められっ子のミツオが脳内で呟くナレーションである。”これは、男と太った女性だろうか・・。”などと言いつつ、食べる姿である。
母が狂っているのは明らかなのだが、ミツオも母が麻酔薬で殺してミンチにしている人間の肉料理を食べて行くうちに、どんな人間の味なのか分かる所であろう。
ラストの展開もナカナカで、ペットショップ屋のミツオの好きな女の子が、母に苛めっ子と一緒に囚われて、バスルームにいるのだが、彼女がミツオの母に反撃し、ミツオもそれに加担するシーンである。
二人は、ミツオの誕生日をケーキと山の様な唐揚げでお祝いし、ミツオは脳内で”母さんの味だ・・。”と呟くのである。ー
<今作は、ムッチャブラックなカニバリズム映画であり、鑑賞後はミートボール、唐揚げなどが食べられなくなりそうな映画です・・。>
コメントする
