「視聴者に投票させる展開も何だか・・・」グッドモーニングショー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
視聴者に投票させる展開も何だか・・・
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前夜に息子から結婚話を持ち出され戸惑いを感じる澄田(中井)。早朝、タクシーでテレビ局へと向かう中で小川圭子(長澤)から電話がかかり、今日の生放送で2人の仲を発表すると告げられ、慌てふためく澄田。いつものように“グッドモーニングショー”が始まるはずだったが、突如飛び込んできた臨時ニュース。
現場へ飛んだスタッフに警察の黒岩(松重豊)から犯人の要求が局の澄田だと聞かされ、澄田が現場へと向う。防弾チョッキ、防爆の重装備をさせられ、小型カメラをセットされる。犯人の身元はまもなく西谷颯太(濱田岳)とわかり、澄田も立てこもり現場へと連れて行かれる。西谷の要求は「つまらない番組を垂れ流したことについてカメラの前であやまれ」というもの。
コメディなのかシリアスなのか中途半端なまま進む。濱田、中井の演技自体も緊迫感が薄れているし、面白くない。しかも、犯人がそのカフェの元店員でかなりのブラック企業だったことが打ち明けられるが、君塚脚本はどうも社会的弱者が犯行に及ぶことを真っ当だと考えてるふしがあるところに不満が残る。また、警察の対応も、素人が説得に当たろうとしていることに任せっきりにしていることや、せっかく「否定しない、信用しない、約束しない」ことを教えてるのに、それが活かされてないなど、突入させる機動隊もいるのに詰めが甘い・・・
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