劇場公開日 2016年9月10日

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「これ、傑作でしょう」四月は君の嘘 みや下ミヤさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0これ、傑作でしょう

2016年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

映画の初めの方で、なぜ、広瀬が急に山崎に接近して、なれなれしくするのか、説明が一切なく、「一目惚れ」ということなのかななどと、勝手に解釈。まあ、邦画によくありがちな、登場人物の不可解な行動(下手な脚本)の一種かとも考えていたら、ラストで、それもきちんと説明。題名の意味の説明も絡み、納得。その動機が、あくまで善意に基づくものであり好感。伏線が回収できた快感に似て、ミステリ的な面白にもなっている。流れて来るクラシックは、みな、CDを持っているものばかりだが、こういう場面で使えば、こんなにドラマチックに聞こえるんだと、別の意味でも発見あり、感動。「ビリギャル」「バクマン」など、ハリウッド的に、定型的に、安心して感動させられる映画人が増えていいことです。結局、映画を観る人ってそれが好きなのだから。

みや下ミヤ