「【”社会的弱者には救いの手を。極悪巨大企業の極悪御曹司には天誅を!”今作は正義感溢れる熱きベテラン刑事と彼の仲間達が、巨大企業の圧力に屈せずに正義を貫く王道の勧善懲悪作品である。】」ベテラン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”社会的弱者には救いの手を。極悪巨大企業の極悪御曹司には天誅を!”今作は正義感溢れる熱きベテラン刑事と彼の仲間達が、巨大企業の圧力に屈せずに正義を貫く王道の勧善懲悪作品である。】
■旧知のトラック運転手がビルの階段から飛び降り自殺して、昏睡状態に陥ったと知った、ソウル警視庁広域捜査隊の刑事ソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)。
事件にシンシン物産財閥御曹司チョ・テオ(ユ・アイン)が関与しているのを掴んで捜査を開始するが、テオと叔父のチェ常務(ユ・ヘジン)は巨大企業の金と権力を使ってさまざまな妨害を仕掛けてくる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作では、韓国映画界で余り触れない(触れられない・・。名匠リュ・スンワン監督だから、公開出来た説あり。)巨大企業の、下請け社員に対する賃金未払いや、それに抗議すると30日前通告なしの解雇事例を、序盤で正面から描いている。
これが、今作が大ヒットした一番の理由だと思う。
・更には、極悪御曹司チョ・テオを演じたユ・アインの、麻薬常用による狂気性を帯びた極悪演技がマア凄く、今や韓国の名優となっているファン・ジョンミン演じる熱血刑事ソ・ドチョルとの対比が抜群に効いているのである。
観ている側は、数々の妨害にめげずに正義を貫くソ・ドチョル及び、彼を支える広域捜査隊の個性的な面々の活躍を、心底応援してしまうのである。
■今作が韓国国民から激しく支持された理由は、分かり易い勧善懲悪ストーリーを外連味なく見せた点と、大企業の不正を正面から描いた事。そして、韓国映画ならではの再後半の激しいカーチェイスシーンの迫力であろう。
<今作は正義感ある熱きベテラン刑事と彼の仲間が、巨大企業の圧力に屈せずに正義を貫く王道の勧善懲悪作品なのである。>
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