レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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すごい迫力でした!
みなさん迫真の演技で観ていてハラハラドキドキしました。
特にレオナルド・ディカプリオが熊に襲われるシーンはリアルでした。
観る人によってはつまらないかもしれませんが僕は楽しめました!
最後になりますがアカデミー賞受賞おめでとうございます!!
やはり映像が素晴らしい
とりわけ太陽光・焚き火・ディカプリオの瞳が印象的だった。
話の内容はただただ生きる事に集約していて、復讐は本質ではなかった。
だからこそのあのラストなんだろうけど、行きずりに助けた女性にサイをふらせている感じが…。そも助けた時に「あぁこの人が探されてる娘ね」ってのが、オチまで分かるようで陳腐に思えた。
唯一の不満でしたがその他は素晴らしく、やはり映像は劇場で観る価値があると思います。
壮絶なドラマ
痛い➰。
兎に角痛い映画、グリズビーとの戦い、どーやって録ったの?
耐えて、戦い、怪我して耐え、そして極寒。
人間って残酷、所詮動物?ネイティブとの悲惨な歴史。
日本人も同じだけどね。最後のカメラ目線は何を訴えてるのか、、
Keep breathing
息子を殺された復讐劇というよりも、絶対的弱肉強食の厳しい世界におけるサバイバル劇に多くの時間を割いておりました。
生きる為に他から命を貰い、奪い合うその営みの中で、生死の境は神のみぞ知るといった所でしょうか。
苦境を生き延びたことで伝説となり語り継がれているくらいですから、実際どうだったかは誰にも分かりませんが、主人公の生命力、奇跡とも言える回復力は超人的です。
そして過酷な環境におけるインディアンの生活の知恵と経験、サバイバル術は逞しいものでした。
DiCaprioの演技力に元々異論はないのですが、これまで歴史上の人物、文学作品の主人公、誰を演じても私には同じ人に見えておりました。しかしこの映画では、更にひと皮剥けた渾身の演技だったと思います。
平和だった頃の家庭生活や息子への優しい愛情があまり伝わって来なかったので、復讐が、生への執着同様、何となくただの執念となってしまったように感じました。
あとは、もう少し短く編集して頂いても、言いたいことは充分伝わりますよと申し上げたいです。大自然、戦闘、演技、いずれも見応えはありました。
ひとつ腑に落ちないのは、フランス人と組んで取引していたアリカラ族は、酋長の娘がそのフランス人に囚われているとは分からなかったのでしょうか??酋長の娘とは知らずにフランス人は捕らえていたのか、バレないように監禁でもしていたのでしょうか??
グロすぎる
予告編からして観たくない映画だったが、特にこれと言ったものがないため観ることに・・・
趣旨としては良い映画かも知れないが、正視に堪えないところもあり、正直、二度と観たくない。
愛が云々と言うより、復讐したところでカタルシスも生まれず、ただただ虚しさのみが残る。
「レヴェナント」を観て・・
ディカプリオが悲願のアカデミー賞の主演男優賞を授賞した映画。サバイバル復讐劇で過酷な自然の厳しさと美しさが映像になった作品。猟の最中にグリズビーに襲われて瀕死の重傷を負った主人公が、仲間に殺された息子の復讐に300キロの追跡を・・バッファローの生レバーに食い付いたり、原住民に弓矢で襲われたり、人間が木に吊るされたりグロテスクな映像が続く。最後は仇と血だらけの決闘に・・ストーリーが明解で、157分の長さを感じさせないディカプリオの迫力の作品に違いない・・
(´・_・`)自分だったらどうしようか?
インディアンに追われる毛皮商の一団。ディカプリオは熊に襲われ深傷を負う。
一団の1人が足手まといのディカプリオは殺そうとするが、息子が騒ぎナイフで刺され殺される羽目に。
ディカプリオは生き埋めの上置き去り。助かり回復するディカプリオが復讐の旅に!
このディカプリオを殺そうとした奴は果たして悪い奴だったのだろうか?
否でありディカプリオはその判定を自然の神に任せた。自ら殺さなかったってことなんだろうか?
見方間違ってるかな?
ディカプリオは迫真の演技で◎!アカデミー賞は本物でした。
しかし熊にあんなにガブガブされたらたまりませんな((((;゚Д゚)))))))
俳優はつらいよ
『MAN vs. WILD』のベア・グリルスという冒険家のサバイバル術を観たことがあり、正にそれを物語として落とし込むことでリアリティを超越していく作品に仕上がっていると思う。寄りすぎる顔のアップの撮影テクニックや、自然光に拘った雄大な北米の自然、そしてディカプリオやトム・ハーディといった役者馬鹿を起用したキャスティング、現代音楽的なジャンルで切り込んだ坂本龍一のBGM、そのどれもが超一流スタッフとキャストのなせる技なのだろう。
でも、自分が思う、一番のイニャリトゥ節は、殺された奥さんが、大地に横たわるディカプリオの上に対面で浮いているシーン。前回のバードマンでもそうだが、監督のこのファンタジーの表現方法こそ、演出効果として絶大なのだろうと感じる。ハッと息を飲むその瞬間をいきなり画面に前触れもなく現わす。この面白さや色の強さは他のハリウッド映画にはないものであろう。なんとなく邦画に通づるものがあると思うのは自分の勝手な感想なのだが。
ディカプリオの演技
ディカプリオの演技力は流石でした、熊の演技?も素晴らしかった、リアルで恐ろしいシーンは期待通り。
息子の復讐が力となって過酷な状況を生き抜いていく様は迫力満点、馬の中で寒さから身を守る事もグロさはあるがなくてはならないシーン。
最後に相手の言葉から何をしても息子が帰らない事に気づき運命を神に委ねるという、もう一つ納得できないラストだった。
すごかった
アクションが素晴らしく息もつかせぬほどであった。クライマックスの死闘もまさしく本当の殺し合いを見ているかのようだった。お互いの体に空けた穴の数が多い方が勝ちのような痛々しさと生々しさがあった。
冬の雪山で野宿がつらそうだった。冬でなくとも山で野宿ですらつらい。心細い焚火だけで暖を取っていた。川にやたらと入っていった。昔の人はすごいとしか言いようがない。低体温症にならないのだろうか。
ディカプリオの超回復ぶりがすごかった。足の骨ってあんなに簡単に治るのか?と思うがあのくらいの執念があれば可能かもしれないと思った。
トム・ハーディが最後の最後まで憎たらしく最高の悪役ぶりだった。心底殺されてよかったと思った。
ただ、主人公は常に死にかけており、感情の持って行き場のない登場人物ばかりであまりに素っ気なく、とっつきづらい映画でもあった。
ここまでリアルな西部劇もあまり見た記憶がなく、リアリズムに徹しすぎているせいか西部劇であるという感じもしなかった。そんな類型を拒むかのようでもあった。
こういうラスト好きです
映像キレイだし復讐劇は大好きだしで満足の一作品、だが長い。
ラストシーンなんですけど、私的にはヒュー・グラス(ディカプリオ)って死んでませんかね?って思うんですよ。
まあ私が主人公が死ぬエンドが好きだからそう捉えてるだけかもしれませんけど。
死んだ妻の幻影も見えるし、ネイチィブアメリカンのヒューを見る目も死人を見るときのそれだったように感じます。
復讐を神の手に委ねる、みたいな事言ってたのもそういうことなんじゃないですかね?
アクションもかっこいいし満足でしたよ、長いけど。
ラスト30分で、しらけた。
復讐劇である。
復讐劇といえば、
アレクサンドル・デュマの「モンテクリスト伯」である。
高校生の時にやめられない止まらない状態で
主人公の感じる悔しさと憤りと悲しみに同調して歯がみしながら
徹夜で読み耽った覚えがある。
でも、グラス(レオナルド・ディカプリオ)の復讐劇には
それほど感情移入ができなかった。
おそらくそれは、
彼の息子を殺したフィッツジェラルド(トム・ハーディー)にも
いちおうの理屈があったため、
単なる憎しみの対象にはならなかったからではないか
という気がする。
なんたって19世紀前半、
成立したばかりの米国と米国人がネイティブ・アメリカンの祖国を蹂躙し、
フランスもまた領土の一部を狙い、
さらにはネイティブ・アメリカンの部族どうしが敵対しあるいはそれぞれに荷担し、
右を向いても左を向いても敵ばかり、という超戦争状態。
その場にいた人間は皆、
自分が生きるためには
どんな理屈だってつけたであろうことは想像に難くない。
その中で、
息子を殺されたグラスの執念はもちろん分かるんだけれど、
殺した側のフィッツジェラルドが完全な悪かといえば、
状況的にそういう説得力はない。
そこが、
復讐劇としては弱いところ。
しかも
2時間半を超える上映時間のうち、
グラスがグリズリーによって死の淵に至ってから
奇跡的なサバイバルを経て甦るまでの話が大半を占め、
もちろんその克明な描写は凄い迫力なんだけれど、
いかんせん長い。
おまけに、
*** ここからは結末付近のネタバレ ***
ラスト30分、
グラスが砦にたどり着いて
逃走したフィッツジェラルドを追うとき、
なぜ隊長と2人きり??
ありえねーーー
どうぞ襲ってくださいって言ってるようなもんじゃん。
ここで、しらけた。
帰ろうかと思った。
それでもその後、もしかして予想外の出来事があるかも
と思って我慢して観てたけど、
予想外のことは何もなかった。
数日前から悩まされてた頭痛が
悪化した。
壮大なスケール、そして最高傑作
約2時間半という長さを誇りながら飽きのこない素晴らしいスケール感と間の作り方でした。
壮大なアメリカの土地をあれだけ壮絶かつ美しく見せられるものか、と。
そして、ディカプリオの演技の素晴らしさたるや。熊に喉をやられ、途中からほぼほぼセリフなしですが、彼の演技に惹きつけられっぱなしです。雪山で先住民から逃げる様、熊からやられたあとの苦しそうな動き、トム・ハーディに対する憤怒の表情などなど。アカデミー賞主演男優賞には納得です。
また、先住民の1人と食事をきっかけに行動を共にし、降っている雪を舐めて心を通わせる2人。ディカプリオも本作で唯一綻んだ顔を見せた場面でした。それだけに先住民の彼が亡くなった時は心が震えました。
憎たらしいハーディの演技にも惹きつけられましたね。本当に本当にムカつくやつで、物騒な話ですが、ディカプリオから早くボコボコにされてくれっていう気持ちでいっぱいでした。
壮大なスケールで描かれた究極の復讐劇。今年度の最高傑作です。
はじめから最後まで不幸度MAX
登場人物の「全員」がはじめから不幸度MAXで、その不幸度がMAXのまま終わってしまう。
地獄とはこんな世界のことを言うんだろう。
とにかくひどい事件が次から次に起こり、もうやめたげてぇ〜、と悲鳴をあげたくなる。
誰も善人ではないが、誰も悪人でもない。
極限環境の中、皆が過酷な判断を余儀なくされる。
全員がリアルな罪と業を背負った「人間」。
テーマは分かりやすいわけではなく、また重層的で複雑なので、これはいったい何を観せられているのか?と混乱する。
テーマの一つは、生き物が生き物を喰らう、生きるとは、何かを犠牲にすること、というルールに誰も逆らうことができない、という悲しさ、おぞましさ…、かなあ。
もう一つは、神と信仰。神が存在するかしないかではなく、神にどう向き合うかが、過酷な運命であるほどに、とてつもなく重要であること。
あとはもちろん、「差別」や「アメリカの侵略の歴史」もあるだろう。ネイティブアメリカンを単に虐げられた弱者とするのではないところに、歴史の深み、複雑さを感じる。
ネイティブアメリカンに対して「野蛮人」と蔑む世界観の中で、「人間は皆野蛮なり」という言葉が真に迫ってくる。
最後のシーンはよく分からなかった。なぜ主人公はフィッツにとどめを刺さず、アリなんとか族に対処をゆだねたのか…。
アリなんとか族は確実にフィッツ殺すだろうから、なんか意味あんの?って思った。
アリなんとか族が主人公を殺さなかったのも、偶然主人公が部族長の娘を助けてたからなんだろうけど、「この偶然いる?」「どういう意図のストーリーなの?」ともやもやした。
映像は全体にリアリティがすごくて、まるでドキュメンタリーを観てるよう。特に戦闘シーンがすごい。ありがちなアクション映画みたいにカメラをぐるぐる動かして無理やりすごみを出すんじゃなくて、視点はあまり動かず分かりやすいんだけど、同時進行でどんどんいろいろなものが手遅れになっていく、本物の緊迫した戦闘の恐ろしさが描けている。
世界観で一つ納得できなかったのは、主人公周りの人達のヒューマニズムがちょっと現代的すぎるとこ。
主人公がクマに襲われた後、瀕死の主人公を見捨てるという判断は、何も悪役のフィッツに全部をおっかぶせなくても、冷静に考えて十分ありえそうに思う。
あんなに簡単に何十人も簡単に死ぬ世界だったら、それはおかしくはない。それをものすごい極悪人の判断みたいにしてるのが何だか変な感じがした。
ホークを探しにわざわざ大勢で捜索したり、逃げたフィッツを捕らえるために隊長自ら出るというのも、あの世界観にそぐわない気がする。
史実をもとにしてるらしいので、どの辺が史実の通りで、どの辺が脚色してる部分なのか気になる。
Revenge is in god's hand. ディカプリオがアカデミー賞を受賞した復讐劇
この作品でついに念願のアカデミー賞を受賞したレオナルド・ディカプリオ。アカデミー賞にふさわしく息子の復讐に燃える父親を熱演しています。
とにかくディカプリオさんがひどい目に遭い過ぎでした。インディアン(ネイティブ・アメリカン?)に襲われ、クマに襲われ大けがをし、息子を目の前で殺され、滝から落ちるわ、崖から落ちるわ、もうこれでもかと言わんばかりにハードな状況の連続です。木の根、生魚や生肉食べたり、極寒の中裸同然だったり、セリフも少なくうめき声と顔芸と・・・あれだけ頑張ったらさすがにアカデミー賞あげてもいいですよね(^^)ご苦労様でした。
さて肝心の映画の中身の方ですが、色々と凄い映画である事は間違いないのですが、個人的にはさほど面白いとは思いませんでした。基本的にアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の映画は玄人ウケはするけど一般ウケはしない印象なんですよね。いつも前評判がいいので色々と作品を観てしまっているのですが、どの作品ももう一回観たいとは思えないものばかり。うーん、一般人の自分にはきっと合わないんだろうなぁっと思います。
今回自然の映像美は素晴らしかったです。そしてインディアンの襲撃やクマに襲われる描写のリアルさは一級品でした。長回しの緊迫感はさすがです。その反面あれだけ大怪我したはずのディカプリオが最後の方では歩けるようになってたりと、とてもリアルな場面があるだけに余計にご都合主義な所が目立ってしまったような気がします。下手に上映時間が長く間延びするシーンも多いのでおかしな箇所を考える時間ができてしまっているんですよね。
グロシーンも多いですし、間違っても人におススメできる作品ではないですが、映画マニアを自称する人の登竜門としていかがでしょうか?
スポットライトより面白い!
スポットライトがアカデミー作品賞を取るのはよくわかるが、面白いのはこっちだな。スポット…が作品賞を取ったのは題材的な事だし、政治臭もする。メキシコ人監督が2年連続取るのが嫌がられたんじゃないか?
とにかく力のある作品だった。話が単純なサバイバル映画はだいたい途中でアクビが出そうになるのだが、この作品はまるで違う。演技映像演出がハンパない。本当に引き込まれた。
CGの使い方が良い。本来、実写と思わせるのがCGの目的なのに、最近の映画はその辺が頓着だ。この作品は本当に見分けがつかない。CGを多用しないかわりに、使うとなったらトコトン、ハイレベルな使い方をしている。中でもクマの襲撃はスゴイのだが、相当研究している。ぶっちゃけ現実には無理だからCGなんだろうな…ということでしか判別できない。CGは質感もそうだけど、動きがリアルじゃないとそう見えない。飛んでくる矢とか切り落とされる指とか、とにかくさりげなくハイレベルだ。圧巻。
無駄に説明しないのが良い。善も悪もなく、復讐すらも自然の営みと思わせるところがスゴイ。
カメラワークでの見せ方が良い。バードマンでもそうだったけど監督のセンスの良さに脱帽。1カットで見せる効果が抜群。普通、崖から落ちるシーンは崖の主観、客観、人物のリアクションとカットを割って説明するのだが、1カットで見せることにより、観客に心の準備をさせない。本当にハラハラする。しかも1カットなのに必要な構図はすべて入るカメラワークで見せる。スゴイ。
映像が美しい。自然光で撮ろうとするなんてそうとう時間かかるし、ドキュメンタリー映画並みに天候を追ってる。
傷メイクが痛い。動物の内臓は本物?作り物?CG?リアルすぎてわからん。
ディカプリオは力のある俳優だが、ようやくアカデミー取った。個人的にはセリフが少ないのが良かったと思う。この人、声が若いんだよ。いい芝居でもどこか若造に見えちゃうんだよな。今回の目の演技は素晴らしい。生きているのに死人に見えるから。
トム・ハーディも良かった。善とか悪とか超越した人物に見える。
生きるために殺した…その理由がしっくり聞こえる。確かに生きとし生ける者、生きるために殺すのだから。
ようやく出会えた今年の一本って感じだった!
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