劇場公開日 2016年4月22日

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「撮影は圧巻」レヴェナント 蘇えりし者 CRAFT BOXさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5撮影は圧巻

2016年12月20日
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鑑賞方法:映画館

裏切られて息子を殺され真冬の山中に放り出された男が、先住民部族や自然の猛威に抗いながら、強い復讐心を持って生還する話。事実を基にしながら、復讐云々についてなど、話を膨らませて創作された原作小説の映画化。
実際にどれくらいの距離をどれくらいの日数で移動したのかと思っていたら、300キロ以上を6週間で生還したらしい。映画では、およそ120キロを6週間という設定にしているようだ。

イニャリトゥ監督作品としては、基本的にストレートなストーリー展開ではあるが、そもそもストーリー展開の妙味で見せるための作品ではないので、当然といえば当然。いくつか暗喩的な描写もあるが、それほど複雑な解釈は必要ないだろう。書く映画賞で、監督賞や主演男優賞は「お疲れさんで賞」という感じだろうが、撮影が高く評価されたのは当然だろう。美しくも厳しい大自然を見事に映している。

CRAFT BOX