「美しい自然、生存競争」レヴェナント 蘇えりし者 tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい自然、生存競争
グロテスクな描写が満載なので視聴時は注意
A・G・イニャリトゥ監督作品でアカデミー監督賞受賞
主演ディカプリオも本作で念願のアカデミー賞受賞
監督お得意の長回しを駆使したアクションシーンは迫力が凄まじい
開拓時代におけるネイティブ・アメリカンの襲撃はいかに恐ろしいか
グリズリーがどれほどの猛獣か
そのリアリティは目をそむけたくなるほどであるが、実に素晴らしい
また、本作のリアリティを引き出す結果になっているのが「自然光で撮影」という技法だろう。
実験的な試みとも思えるが、これによりかつて無いほどの映像美を生み出している。
サバイバルが魅力の一つだが特に説明が入るわけではない、
作品の作り込みが半端ではないので複数回の視聴に耐えうる
イニャリトゥ作品は本作含めまだ2作しか見ていないが
バードマンにも心象世界の描写に「隕石」があったがこれが本作にもある。
なにか意味があると思われるがよくわからないメタファだ、凶兆なのか外部からの異物を示すのか、
コメンタリなどで確認したい。
後半の見どころの一つにスター・ウォーズのワンシーンを彷彿とさせられるものがある。本作はリメイクということだが、原作にスター・ウォーズが影響させられたのだろうか?原作も見てみたい。
コメントする