「イニャリトゥの凄さ」レヴェナント 蘇えりし者 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
イニャリトゥの凄さ
イニャリトゥの前作からレベルを落とさずジャンルも規模も180度転換し凄まじい映画を完成させた。
デビュー作「アモーレス・ペロス」から期待を裏切らないイニャリトゥに完敗です。
黙々と痛々しいディカプリオを壮大な自然の脅威と共に映像が流れる中でT・ハーディの画面に映える存在感で飽きさせずに魅せる演出に圧巻。
あまり知識が無い西部劇以前の時代に先住民の在り方の描写に戦闘シーンに予告の熊に襲われるのは解っていたがあれ程に驚愕の映像になるとは想像もしなかったのでビックリ。
勧善懲悪な役では無く寧ろ普通に欲のあるケチな性格程度なキャラに扮したT・ハーディが身近に居そうな雰囲気で良い。
過酷なサヴァイバルを痛々しく力強く生き抜くディカプリオは圧巻だが演技としてはT・ハーディにもオスカーを!
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