「淡々としている」ロシアン・スナイパー れおさんの映画レビュー(感想・評価)
淡々としている
スナイパー実録系映画。アメリカンスナイパーは対テロリストの海兵隊のサイコパスおじさんでしたが、こちらは第二次大戦中のナチスに祖国を侵略されている復讐に燃える女子。
最初は父親に見て欲しい一心だった女の子が兵士としての高揚を覚え、そして仲間の死の復讐へ…、と戦争の移り変わりによる心理の流れはまともな人間なんだなーと思わせます。
ロシアのこわいスナイパー育成法なども拝めるしタイプの違う上官との殺伐ロマンス(迷彩用の泥の塗り合いとか超キュート)に友人関係など、見所沢山だと感じました。全てが彼女の礎になっている感!!
大統領夫人とのやり取りから思い出として語られるというのも演出聞いていて素敵でした。
舞台となるロシアの自然が美しく、パブリシェンコがアンジー系の美女なので泥まみれ血まみれになろうがこちらも美しくて画面が幸せ。
実録系戦争モノとしては伏線や演出がドラマスティックすぎるので嘘くさいかもしれませんが良い意味でヒロイン映画だったので満足です。
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