「相当の曲者映画」デッドプール odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
相当の曲者映画
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世の中の気取った文化人、紳士、淑女をあざ笑う為に作ったような映画、低俗で何が悪いと真っ向から開き直っているところが実にユニーク。オープニングクレジットのスタッフ・キャスト紹介からして名前が出るのは主演のみ、果たしてクレジットの意味はあるのか実に風変り・・
”おバカ映画の始まりです”
主演:愚かなる神の申し子ライアン・レイノルズ世界一セクシーな男
共演:ホットな女、イギリス人の悪党、お笑い担当の男、不機嫌なティーン、CGキャラクター
製作:間抜けども
脚本家:真のヒーローたち
監督:ギャラ高すぎの役立たず
とハチャメチャ、相当の曲者映画だと戦慄が走ります。
主人公はアンチ・ヒーロー、敵と見れば情け容赦なく殺しまくる異常なまでの凶暴性、そのくせ明らかにミスマッチなシャイで純情な面が同居する不思議なキャラ、口を開けば殆ど下ネタ、いくらR指定でもマーベル・コミックなら子供は隠れて観るでしょう。
デッドプールのコスチュームはどう見てもスパイダーマンと被ってみえますね、実際は昆虫のムシヒキアブを模したそうですが作者のロブ・ライフェルドは銃と剣を除けばスパイダーマンだよねと言っていますから端からパロディなのでしょう。バーのシーンでカメオ出演していましたね。
まあ、良く解釈して大人の漫画と思えば、アクションは文句なく一級品だからそれなりに楽しめます。
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