劇場公開日 2016年6月1日

  • 予告編を見る

「意外に堅実な作り」デッドプール tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0意外に堅実な作り

2016年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

興奮

基本的に下品なので家族で見るようなものではない。

どんだけぶっ飛んだものが来るかと思えば結構堅実な作り
デッドプールの過激なセリフも下品だとは思うが
日本語字幕では悪ふざけの領域、倫理に悖るようなものではなく
物議を醸すようなものではない。

アクションはしっかり作られていて舌を巻く
時系列シャッフルで退屈にさせない工夫がされている。(巧拙はべつとして)

デッドプールは不死身で超人的な身体能力を持つ
だが超能力者じゃない。
共通の世界観を持ちながら主役をデッドプールにしたことで
観客が共感しやすい格闘シーンになっている。
仲間も超能力者だがプロレス技で戦う、爆破装置としての役割など
あくまでサブとして強力すぎない能力者だ
敵も示し合わせたようにエネルギー弾など使わない、地に足のついた攻撃をしてくる。
これがアクション映画としてよかった。
サイコキネシスやエネルギー弾、よくわからない武器で戦うのはナンセンスだ

個人的に映画の要素がダークマン(リーアム・ニーソン主演)に近いものを感じた。火災から生還、皮膚がただれた超人で肌を戻すのが目的の一つ、恋人をストーキング、痛覚がない(敵だが)、最後は親玉がヒロインを人質にとるなど、個人的にデッドプールの発言内容よりこちらの盗用で訴えられないか心配である。

tabletap