「MARVELまさかのファッキンムービー」デッドプール オレさんの映画レビュー(感想・評価)
MARVELまさかのファッキンムービー
NYでチンピラ紛いでその日暮らしの生活を送っていた元傭兵のウェイドウィルソン。
バーで出会った娼婦のヴァネッサと恋に落ちるも末期ガンが発覚し、絶望に暮れるウェイドの前に現れた謎の組織。
ガンの克服の代償に得た醜い容姿と不死身の能力を活かし、復讐に燃えるデッドプールをシリアス1割、コメディ9割で描いた、年々シリアス度が増していくヒーロームービーに風穴を開けた痛快なおバカアクションムービー。
シビルウォーやBvsSなどの緊迫したヒーロー物が乱立した2016年6月。
どう見てもヴィランにしか見えないニューヒーロー、デッドプールが自身を不死身の醜い体に変えた組織とその張本人を殺すため全身コンドーム(一番笑った宣伝文句)の姿で次々と組織につながりのある人物を殺していく。
完全に私怨!!どこがヒーロー!!笑
絶対こいつキャップと仲良くなれない!!笑
公開前のPOPな宣伝とは正反対のエグいバックグラウンドを全く噛み合ってないのにどこか笑えるシュールな演出で描き、マスクをしているときとそうでないときの雰囲気が違いすぎて、ホントに同一人物かと思う笑。
そしてこのヒーロー。とても話しかけてくる笑。
冒頭の経緯も話していない段階でウルヴァリンの名前を出したり、思いっきりX-MENの話をしたり、ラストに次回作の構想話したりとかなりやりたい放題する笑。
この能力を第四の壁を超えてくると表していたのがカッコ良かった笑。
正直に言えばヴィランは微妙だし、X-MENからのコロッサスとネガソニックもそこまで魅力的には感じなかったが、スパイダーマンばりのお喋りと冒頭にグリーンランタンのステッカーを写したり、名前を挙げて自分ディスりなどのライアンレイノルズの体(心?笑)を張った発言がなかなか面白かった。そんでもってアクションもしっかりしてて、充分に楽しめる1作目に仕上がっている。
あとはどれだけ他のヒーローと絡むかだなぁ。スパイダーマンにやたら絡む画とかすげえ見たいなぁ笑。
2016年06月11日(土)1回目@TOHOシネマズ新宿 IMAX
2018年06月01日(金)2回目