「きめ細かい布石」カノン milnaさんの映画レビュー(感想・評価)
きめ細かい布石
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アルコール性認知症やモラハラといったものが主体となっていますが、それだけでなく、なぜそうなったかもきめ細かく描かれていました。
小さな頃から妹たちを守って、保護者的役割をしていた長女だったから、モラハラの被害者になってしまった。
実の母親よりも夫を知っていたつもりだった鈴木保奈美の「私は彼を全部理解している。応援している」という思いが、むしろ夫には重荷だったのではないかとか、深く読み込もうとするといくらでも深く読める脚本です。
ひまわりの種が出てきたときに、結果がわかってしまうのはおっとですが、それでも素直に感動できます。文科省推薦にしてもよいほど家族一緒で見たい映画です。
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