「涙が止まらない。怒りが収まらない。」犬に名前をつける日 高坂圭さんの映画レビュー(感想・評価)
涙が止まらない。怒りが収まらない。
「殺処分」とキーボードで打つのも
イヤな言葉だが、バカ人間たちの
勝手で、名前のない犬たちが死んでいく。
一方で人生を賭けて、そんな動物を
守ろうとする人たちがいる。
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この映画は、そんな現実を、絶望を
希望を、未来をドラマ・ドキュメンタリー
というスタイルで見せてくれる。
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僕はこれまで一度も犬や猫はもちろん
鳥、虫など生き物を飼ったことはない。
責任が持てないからだ。
怖いからだ。
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けれどそんな僕でさえ、名前をつけて
もらえない犬や猫たちのことを思うと
胸が痛い。苦しい。
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「撮るということは、相手を深く見つめる、
きちんと見るということなんだよ」
という劇中の台詞が忘れられない。
肝に銘じよう。
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