クライム・スピードのレビュー・感想・評価
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エイドリアン・ブロディの演技は流石でしたが・・・
刑務所帰りの兄に、強引に強盗に誘われた弟。その兄弟の絆を描く物語。
兄弟の絆と悲しい人生を描いた物語ですが、個人的にはかなり微妙に感じる作品です。
理由の一つ目は、主人公達に共感出来ないこと。真面目に人生をやり直そうとする弟を、悪の道に引き戻そうとする兄。兄が非道であれば納得できるのですが、弟を愛し心配しながらも、自分の弱さと兄弟愛を言い訳に弟を引き入れます。その兄に、言いようのない不愉快さを感じます。
そして、その兄に反発しながらも兄弟愛に絆されて付き合う弟にも、私は不愉快さを禁じ得ません。
もう一つの理由は、後半にバイオレンス色を強めたこと。兄弟愛を描いたストーリーから大きく転調したように感じます。それは映画の完成度を高めるよりは、ただ「派手」を意識したものに感じられて、この点でも微妙に感じられました。前半のストーリーに合わせて、もう少し抑え目の方が、より味わい深くなったように感じられ、残念に思います。
よって、私的評価はやや辛口です。
犯罪アクションモノと思わせておいて、実は兄弟愛の作品
フランキー(ブロディ)は警官を撃ったため10年間ムショ暮らしの末出所してきたばかり。ムショで世話になった黒人のレイとシュガーに誘われて銀行強盗することになったのだ。荒っぽい計画だが、ジェームズ(クリステンセン)は陽動作戦で町の車を次々爆破。仲間の一人はバスに鎖を繋いで車3台を暴走させたりした。
銀行強盗は上手くいくかと思っていたら、予想のほか警官隊は早く到着。外へ逃げた仲間は次々と銃殺・・・銃撃で助かりそうもないフランキー、彼を助けに銀行に入るジェームズ。にっちもさっちも行かなくなって、フランキーは弟を人質に仕立て上げて警官隊の前に姿を現す。
ジェームズは上手く逃げおおせたのかもしれないが、金を一切持ってなかったから、どうなるんだ?と思わせてエンディング。まぁまぁ面白かった♪
エイドリアンブロディの演技力
ラストの銃撃戦だけ星ひとつ。
なんてわかりやすいんだ
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