ストレイト・アウタ・コンプトンのレビュー・感想・評価
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Nigga With Attitude
凄く面白い。特に前半のコンプトン部分。黄色いスクールバスにギャングの乗り込んでくるところとか出色。あとライブシーンの回り込むカメラワークとか。流石にドレやCUBEは5セントのように分かってないやつに監督させちゃう馬鹿マッチョではなくて、エミネムやジャスティンのようにクレバーだと分かる。ただやっぱりカーティスハンソンやクレイグブリューワーは編集スキルが高くって、ところどころ入る無意味な切り返しとか削るともっとタイトに出来たはず。これが100分に収まったら傑作になったはず。にしてもみんなよく似てる。脇の2PACやスヌープ含めて。
日本人にウケてるのはなんで?
私は面白かったけどね。
でも、この映画って、N.W.A.の事を知ってる人なら楽しめるとは思うけど、疎い人はどうなのかな?
ま、そもそも、こういうのが好きな人じゃないと見ないから、イイのか。
ストリート感
N.W.A.は本作と同名のアルバムをフリースタイルダンジョンで漢 a.k.a GAMIが推していたので聴いたことがあった。それくらいの知識。
Dr.DreやICE CUBEがいたんだスゲー。
映画としては、すごく引き込まれました。
ストリート感があります。
周りの圧力や差別に屈せず、やりたいようにやる感じはありありと表現されています。
個人的に、終わり方が少し微妙でした。
切るとしたらそこだろうけど、1人の人物の話で閉められるのは、あれ?これってグループの話じゃなかったの?感がありました。
ただ、やはり面白い映画です。個人的には8mileより先に見た方がいいんじゃないかなーと思いました。
ギャングスタラッパーの元祖にしてカリスマ、N.W.Aを描いた実話を...
ギャングスタラッパーの元祖にしてカリスマ、N.W.Aを描いた実話を基にした映画
正直、ヒップホップは全然知らない
ましてやギャングスタなんて意味わからない
それでも熱く伝わるものはそこにあった
何もない田舎町から飛び出して栄光を味わい、苦悩と確執にまみれてやがて感じるリアル
いまのラッパーがいるのも彼らのおかげなのか…
なんて感想を考えつつも、日本語字幕つけるのすごい大変そうだな
黒人独特のイントネーションと言い回し
ライブシーンも迫力満点だけど、日本語のリリックを見ると興ざめする
英語で聴くとかっこいいのに…日本語にしたとたん妙にダサくなる
こんなこと考えるのも職業病かなww
AIDSで死んだカリスマはロックのフレディーマーキュリーだけじゃなかったのか…
コンプトン
NWAとゆう名前は聞いたことある程度で曲は全くと言っていいほど聞いたことありませんでした
劇中に流れる彼らの曲が物凄くカッコいい!
言っていることは恐いんだけど笑
メンバー同士の対立や人種のこととか
結構ドロドロしたストーリーでした
かつてのメンバーをディスりあったり
曲作りのシーンが凄く好き
何よりメンバーが楽しそうに作っているから
これを観るとアルバム欲しくなる
愛でいっぱいのアンソロジー
コンプトンの少年たちが織りなす
痛快で切ない青春映画
皆、性根は優しくて 仲間思いで、
生き残ることに精一杯な少年
経年しても、
性根は不変
再結成へ向かう途上に
起こる
イージーEの訃報
切ない
自分自身のボスでありたい?
青春群像劇。成功と引き換えに人間関係が破綻していく。ドリームガールズを連想してしまった。物語としてよくまとまっていたが、そもそもジュグナイトを招き入れたドレーが、その事態に何のケジメもつけず俺の成果はくれてやる、とデスローを男前に立ち去るのは如何なものか?2パックが殺されノトーリアスBIGが殺され、何故このような集団が社会的に認知されていたのか、当時、皆目見当つかなかったが、本当にギャングスタ化した事態については何の解釈もなかった。これはアイスキューブとドレーが作ったこの映画を史実として扱うことがフェアであるかという問題だが、今後もギャングスタラップを扱う映画は出てくるかと思うので、そこで解消されることを期待したい。それにしても、2人の才能に離れられて落ちぶれてしまったイージーEとルースレスレコードというイメージは一方的で酷すぎる。死者に対する敬意が払われていない。ドレー程ではないが、十分な成功を収めていたと思うが。
伝記映画
伝記映画として充分楽しめました。
ヒップホップを知らなくても全く問題なく楽しめます。
アイスキューブがこんな人だったのかと思って感心にふけってた時に、ふとアナコンダに出演してたことを思い出しました
あー、あのヘッドホンで有名の!
全然、予備知識を入れず鑑賞。
結構、面白かったです。
ビーツの創始者のDr.DREのサクセス・ストーリーに見えた。
よくは知らないが、アイスキューブも有名なアーチストだし。
しかし、破茶滅茶な感じが、ラップスターの自伝らしく、この手のストーリーは最近よく見て、大体面白い印象。
やっぱ、実話が作った感が無く良いね。
点数は甘めで、細かく言うと 3・7ぐらい。
ラップで闘ったキセキ
今尚多くのアーティストに影響を与え続ける伝説のヒップホップグループ“N.W.A.”。
またまた自分の無知をさらけ出すようで恥ずかしいが、このグループについて全く知らず。
メンバーのアイス・キューブが元ラッパーだった事は知っていたが、役者でしか見た事ないというくらいのレベル。
映画はN.W.A.の結成~栄光~不協和音~解散~その後を描いた一通りのサクセス&伝記モノの形ではあるが、この作品がこんなにも胸熱くさせてくれるのは、彼らの魂の訴えが込められているからだろう。
ストリートギャングってだけで目の敵のように横暴な権力を奮う白人警官たちには憤りを感じた。
映画だから大袈裟に脚色されているかも…いや、「フルートベール駅で」で描かれた事件もあった。
どうしてもストリートギャングの印象が宜しくないのは拭いきれない。
これは酷い偏見かもしれないが、劣悪な環境で育った黒人青年の多くは犯罪の道に進んでしまう。
生まれてきた性か、周囲の影響か。
一歩踏み外せば犯罪の道に堕ちる危うい綱渡りを、彼らはラップで渡り切った。
ラップに、警察の横暴、黒人への差別、社会への鬱憤・不満をぶつけた。
過激なその歌詞はFBIにもマークされる事になるが、それは、血も怪我人も出ない“非暴力”としての最大の攻撃、最大の武器。
ラップが禁止されている場でラップを歌ったり、挑発的でもある。
人の鑑になれるとはとてもじゃないけど言えやしない。
でもただのルール破り、マナー知らずなどではない。
彼らはあくまで権力と“闘っている”のだ。
自分はチキンなので上からの押さえ付けには従ってしまう。
だからこういう作品を見ると、言いたくても言えない日頃のモヤモヤした気分を代弁してくれてるようで、スカっとさせてくれる。
詳しい方は知ってるが、終盤、メンバーの一人が…。
一度は分裂したメンバーの絆に、図らずも目頭を熱くさせる。
若いキャスト全員が、メンバーを熱演。
中でも、イージー・Eを演じたジェイソン・ミッチェルとアイス・キューブを演じたアイス・キューブの実子オシェア・ジャクソンJr.が印象に残った。
オシェア・ジャクソンJr.は父親のように役者としての今後の活躍にも注目。
「交渉人」ぐらいしか作品に記憶がないF・ゲーリー・グレイだが、実に見事な演出を披露。次は「ワイルド・スピード8」だ!
そして言うまでもなく、ラップが最高にクール!
ラップなんてほとんど馴染み無いが、こうして聞くと、どうしてどうしてこうも高揚させてくれる。
伝説の音楽グループの伝記映画ならば近年、「ジャージー・ボーイズ」があったが、あちらが作品の作りも真面目くんなら、こちらは異端児、もっと言うと不良。
その分、ビシビシビシビシ刺激的。
好みは人それぞれだが、「ジャージー・ボーイズ」より好きだ。
2時間半と長目だが、N.W.A.を知らなくてもラップに興味が無くても見応えあり。
全米では大ヒットしたが、日本では単館系での公開。
それが勿体ないくらいの力作!
黒人たちの怒りの声が音楽に変わる軌跡
伝説のラップ・グループ「N.W.A.」の伝記映画として作られたのが、彼らの伝説のアルバムと同名の「ストレイト・アウタ・コンプトン」である。しかしながら、この映画は単純に「伝記」と括るべき映画ではないだろう。作り手も「伝記」としてこの映画を作ったようには見えない。もっと違う魂を込めた作品のように思える。何しろこの映画は、Wikipediaか何かを見れば分かるような略歴にはさほど興味を示していない。ただ略歴を語るだけの伝記映画で終わることを許していないのだ。寧ろ、登場人物それぞれの躍動する心の叫びに常に耳を傾けている。そして作品を通じて観客に投げかける思いは、そのまま彼らが音楽を通じて投げかけてきた思いに通じているのが分かる。映画を作る目的と、彼らの作ってきた音楽の意義とが合致しているからこそ、物語に説得力が生まれている。
前半部分で描かれる、音楽事業を始め成功していくまでの過程では、物語自体に強いビートとうねるようなグルーヴが走っており、ぐっと引き寄せられる。その合間合間に、黒人であるがための、そしてコンプトンという街で育った荒くれ者であるが故の差別と矛盾と社会問題という緊張感を斬り込んでいく。彼らがどんな環境で、どんな身分で、どんな生活を送らされていたか、その環境で生き抜くために彼らは何を思い何をするのか・・・。そういったものをまざまざと見せつける。そしてまたそれこそが、彼らの音楽と創作意欲の糧になっている様を克明に表す。ラップ音楽という文化の歴史を思えば、そもそも黒人たちの魂の叫びであり、怒りの声であった。映画は彼らの怒りと嘆きを見つめ、それが音楽に変わる様子を見逃さない。そして後半、その怒りの種類が成功によって変化し、亀裂を生んでいく様も見落とさなかった。
後半部分では、彼らの成功の代償が描かれていく。そこでも映画は、彼らの内から湧く怒りと心の声に対し適切にフォーカスを合わせ、ラップ音楽の根本と映画の主題を見誤らない。そこに、よくあるスターの成功と転落の伝記映画のような自己憐憫は一切見えない。後半、少々物語が辛気臭くなったのは惜しい気もするが、作品自体からも登場人物たちそれぞれからも、怒りや悔しさや悲しみを思い切り蹴り飛ばすほどの勢いとエネルギーとヴァイタリティが伝わるため、感傷などは跳ねつけて寄せ付けていないから頼もしい。そして、音楽を通じ、伝記映画を通じ、映画がきちんと黒人文化の偉大さと多民族国家の社会問題に向き合うその姿勢は、もはや崇高ですらあった。
全編に亘り、ほとばしるほどのエネルギーを感じる作品だ。そして切ないほどに愛を感じる。ボタンの掛け違えを解くことが出来ずに分裂してしまったグループだが、それでも思い出と音楽と仲間とに、今では深い愛情があるのだということが感じられる。映画のプロデューサーには、アイス・キューブとドクター・ドレーが名を連ねて、映画は「in loving memory of Eric 'Eazy-E' Wright」の言葉で締め括られる。怒り、悲しみ、喜び、愛、すべてがエネルギッシュで、感動的な映画だった。
カッコいい
ヒップホップ好きにはたまらない映画だと思います。
実際のアーティストさんも出ているのと、ミュージックもかっこいいですし、実話な所が楽しめるところでした。
知らない人たちもたくさんいましたが、こんな形からヒップホップグループが生まれるんだなと知り、面白いなぁと感じてみれました。
知らないことばかり
当方、ロックはよく聞く方だが、ヒップホップは疎い…
そもそも、easy Eやn.w.aなど全く知らなかった。それでも面白かった…とても。
役者がどれも上手でカッコいい、配役にもこだわり抜いていた様だ。
(パンフによれば、アイスキューブの息子が、父親を演じている)
この映画を見て、ヒップホップ系の音楽をもっと聞きたいと思った映画だった。
(特にDr.ドレーのクロニクルというアルバムを聴いてみたい)
侮るなかれ、これは、史実を刻んだ名作だ!
ブルースやパンクなどの
新しい音楽が生まれたのは、
虐げられてきた人々の叫びから。
そして同じく、
80年代のRAPミュージックもですね。
何となくしか知らなかった、
そんな歴史の1ページを目撃できる映画です。
伝説のヒップホップグループN.W.A.の、
結成からのサクセス、解散とその後を、
ドラマティックに描いていきます。
タイトルは彼らのデビューアルバム、
Straight Outta Compton。
コンプトンとは、
カリフォルニア州の貧困犯罪都市。
そこで生まれた幼馴染みで、
1986年に結成された伝説のグループです。
フロントマンEasy-Eは麻薬の売人だったけど、
後のメンバーは普通の大学生。
そんなリアリティも、実話ならでは。
彼らから超過激な
ギャングスタラップが生まれた背景は、
LA警官などの横暴な黒人差別。
けど暴力ではなく、
オンガクでリベンジしたのが、
レジェンドなんですね。
その危険すぎるムーブメントは、
瞬く間に全米を支配し、
FBIのリストにも乗るハメに。
興奮に包まれた80sの躍動感が、
ビシビシと響いてきます。
彼らの全てはリアル。
RAPに乗せたリリックも、
生きざまも、女好きも、
裏切りも友情も。
そしてライバルとかをディスりあう、
大人気ないとこも(笑)
そこは微笑ましかったけどね。
80sのLA文化のディテールも、
しっかり描かれていて、
現在の日本の若者が着てる
HIPHOPファッションの原型が見れますよ。
チカーノから発祥したローライダーも、
見応えがあります。
1964年シボレーインパラを
カスタムすることが、
ステイタスだったのは面白いですね。
アイスキューブは
アカデミー映画
「ボーイズ’ン・ザ・フッド」で、
知ったラッパーです。
彼は俳優でも大成功したけど、
今作では息子さんが演じていて、
ホントにそっくり!
RAPも筋金入りです。
他の演者も、
存在感があって良かった。
本人たちは知らないけど、
きっと似てるんでしょうね。
フツフツと溜め込んだ
フラストレーションを爆発させ、
成功を掴んでいく様に
爽快感を感じる2時間。
RAPがわからなくても、
グッドフェローズみたいな、
どん底の友情もので、
物語としても十分楽しめます。
何より近年に起こった革命が、
史実としてていねいに描かれた名作でした。
これこそ大音量の劇場で観るべきかなぁ。
もっと拡大上映すればいいのに、
あぁ、もったいない!
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