「自分自身のボスでありたい?」ストレイト・アウタ・コンプトン Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
自分自身のボスでありたい?
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青春群像劇。成功と引き換えに人間関係が破綻していく。ドリームガールズを連想してしまった。物語としてよくまとまっていたが、そもそもジュグナイトを招き入れたドレーが、その事態に何のケジメもつけず俺の成果はくれてやる、とデスローを男前に立ち去るのは如何なものか?2パックが殺されノトーリアスBIGが殺され、何故このような集団が社会的に認知されていたのか、当時、皆目見当つかなかったが、本当にギャングスタ化した事態については何の解釈もなかった。これはアイスキューブとドレーが作ったこの映画を史実として扱うことがフェアであるかという問題だが、今後もギャングスタラップを扱う映画は出てくるかと思うので、そこで解消されることを期待したい。それにしても、2人の才能に離れられて落ちぶれてしまったイージーEとルースレスレコードというイメージは一方的で酷すぎる。死者に対する敬意が払われていない。ドレー程ではないが、十分な成功を収めていたと思うが。
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