ザ・ギフトのレビュー・感想・評価
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ゴードンの氷のような無表情と生気のない目が怖い
気持ち悪いエンディングに脱帽。面白かったポイントは2つある。
1つめは、ゴードンが不気味で怖い。
笑顔の無い氷のような表情と、生気のない目が怖い。目が合ったら殺されそう...コイツが家の外に立ってたらビビるわ。髭とピアスのせいでゲイにも見えた。
もしサイモンに人生を狂わせられなかったら、笑顔で溢れる明るい人生になってたんだろうか。自分も中学の時いじめられっ子だったからゴードンの気持ち分かる。不気味だけど境遇考えると感情移入してしまう不思議なキャラ。
2つめは、エンディングで考えさせられる。
サイモンの子かゴードンの子か、明かされない曖昧エンド。サイモンの子だったらサイモンが改心するグッドエンドだし、ゴードンの子だったらサイモンにとってはバッドエンド。どっちの子かで後味が大きく変わるので考えるのが楽しい。
自分は赤ちゃんの目が色が青っぽかったからサイモンの子だと思う。自分の心情としては、サイモンは根っからのいじめっ子でクズ野郎で好きになれない。だからゴードンの子エンドでサイモンを地獄に叩き落として欲しかった。人の人生踏み躙った代償は償わせるべき。ただそうなるとロビンがあまりにも可哀想だよな...。
いじめられっ子の想像を絶する復讐劇に感服。これを思いついたゴードンは精神を攻撃する天才だと思う。観賞後に題名の意味を知ると恐ろしい。みんなはどっちの子だと思う?
何度も届く、恐怖。
原題
The Gift
感想
全米スマッシュ・ヒット!4週連続TOP10入り!
某有名レビューサイト満足度93%!
何度も、何度も届く恐怖の贈り物の真実とは?
登場からどことなく不気味なゴードン、左耳のピアスが気になりました笑
序盤でなんとなくオチは少し予想できてしまったのが残念でしたが最後のギフト不気味です。
妻がレイプされた?俺の子?ゴードンの子?目を見れば分かるって…人に弄ばれるということはこういうことです笑
サイモンの徐々に暴かれていく本性がヤバかったです。昔はいじめっ子、そしてライバルへの不正偽装と…。
いじめっ子はいじめっ子で全てを失い自業自得です。
ロビンが一番の被害者笑
ボージャングルのなにかを訴えていた眼差し
※サイモンサッズ
※不気味なゴード
【”苛めた側はその出来事を忘れるが、苛められた側はその出来事を決して忘れない・・。”ジョエル・エドガートンの作家性溢れる、サスペンスフルな秀作。】
■妻・ロビン(レベッカ・ホール)を連れて帰郷し、生活を心機一転させたサイモン(ジェイソン・ベイトマン)。
そんななか、高校時代の同級生・ゴード(ジョエル・エドガートン)と25年ぶりに再会する。
だが、それを機に彼から贈り物が次々と届けられる。
2人は不気味なものを感じ、さらに贈り物に隠された恐ろしい秘密を知り愕然とする。
◆感想
・今作は、大変に怖い映画である。
高校時代に苛められて居たゴードはその出来事により人生を狂わされ、苛めた側のサイモンはその事実すら覚えていない。
・そのサイモンが、故郷に新たなる仕事を得てやって来る。ゴードはその事実を誰にも教えられていないのに、お祝いのワインを持ってやって来る。
- サイモンはゴードと会った際に、最初は分からない。だが、ゴードはサイモンの事をしっかりと覚えている。
この作品が怖いのは、若きサイモンがゴードに行った苛めのシーンが描かれていない事である。だが、サイモンの苛めによりゴードの生活が破綻した事が暗喩されているからである。-
・更に怖いのは、ゴードのがサイモンの新居に勝手に入って、鯉を庭に放っているシーンであろう。更にサイモンの妻であるロビンが且つて服用していた導眠剤の見せ方であろう。
<子供が居なかったサイモン。だが、待望の子供の父は誰で有ったか・・。
妻、ロビンに自らの若き時の苛めを責められ、且つロビンが産んだ子供の父親は誰か・・、に対する疑念を抱き、祝うべき病院の廊下で頭を抱えるサイモンの姿。
今作は、明かなる真実を敢えて描かない事により、観る側に真実の解釈を委ねる映画である。>
恐ろしい、、、
途中までは、同級生だという男が一見まともかなと思いつつなんだかんだ不気味ですが、本当に恐ろしいのは夫の方だったと。
とにかく夫の人間性が最悪。
謝罪しにきてあげたんだから受け入れろとか、もはやそれは謝罪じゃない😅
妻は夫の人柄に気づかなかったのか?
まあ妻に対しては優しく常に寄り添ってる感じではあるから気づくのは難しかったのかな。
ラストは(おそらく)赤ちゃんが"ギフト"ってことなんでしょうが、いじめっ子の夫に復讐を果たしたとはいえ、特別スッキリはしなかったですね🤔
どんなに自分をいじめてた奴が絶望を感じていても、自分がいじめられた過去が癒されるわけではないですしね、、、
リアリティがあるかと言われるとちょっとあり得ないかなとも思いますが、そこらのホラー映画よりはかなり怖かったです😱
夢オチの曇りガラス拭き取るシーンとか特に笑
ぞくっとする
けど中身は奥さん寝取ったかも?どう思う?という復讐物語なので後味は悪くて気持ち悪い。うえっ、優しくしてくれた奥さんに薬盛って撮影かよ!
「幸せになるべき」っていう台詞だし、襲ってはいないんだろうなと思う。主人公を疑心暗鬼にさせて、過去の復讐を果たしてる。まあ離婚して慰謝料とかかな?奥さんからの愛情は望めなさそうだし、結局家庭崩壊かな…とかいろいろ考えちゃった。
まあでも旦那が言ったら泥かぶってトラウマになるの奥さんもだし悪手じゃない?とも思った。
2000年代のシックスセンス。平成のシャイニング。とにかく、それぐらいの映画。
適当なホラー映画はないかと漁っていて見つけた本作。
メチャクチャ面白かった。
今まで観たホラー映画の中でも最高だったかもしれない(ややサスペンス寄りだが)。
紛うことなきAAA級の作品であったことを、まずは報告しておきたい。
さて、ネタばれありなのでズカズカ切り込んでいこうと思う。本作は”不気味なゴード”こと監督兼のゴードが、カリフォルニアに越してきた円満夫婦の元に襲いかかる!という展開なのは前半まで。後半からは因縁の過去と向き合う、リアルな復讐の物語へと変貌する。
まず、何よりも言及したいのが監督兼ゴード役を演じられたジョエル・エドガートンの存在感。もう、この終始今か今かとゴードの爆発を期待していた身としては、その決して弱そうには見えない(日本人基準で見ると普通にイカツイ笑)風貌と、不気味さを感じさせるも、どこか優しさも垣間見えるような瞳に魅了されたハズだ。
出てくるだけで場面に緊張感を持たせるその存在感は、この映画の骨組みと言っても過言ではないだろう。
その他の俳優陣も素晴らしい。ジェイソン・ベイトマンのサイモンというキャラ自体には前後半に渡って大きな変化は無いにも関わらず、そのまともに見えた振る舞いへの見方がガラッと変わってしまう。
レベッカ・ホールもどこか情緒不安定で、この物語の穴や弱点になりそうな不安感を誘う演技だった。それでも決してヒステリーにはなり過ぎず、最終的にはサイモンへと全ての矛先が向かっているような感じで、絶妙なポジション。
当初には妻と家庭を守るという気持ちが有ったサイモンからゴードへの当たりが、結局は自分の醜い過去を掘り起こす結果に終わったような構図で、面白い。それに何より、ロビンは終始蚊帳の外な構図も、この後の考察に繋がってくるだろう。
さてさて、ようやくお待ちかねの考察タイムに入りたいと思う。本作は不気味なゴードの襲来に四苦八苦する単調なホラーではなく、むしろ後半からはサイモンが悪役に変貌する復讐の物語、そして”罪”の物語でもある。
ここで整理しておきたいのが、最初に会ったのは偶然なのか?妻ロビンも復讐対象なのか?ということ。
これらに関しては各感想サイトでも述べられているように、最初に出会ったのは偶然で、当初は本当に仲直りの気が有ったであろうこと。そして、サイモンの妻であるロビンは全くもって復讐対象ではないどころか、ゴードにとっては純粋なる施しの対象であったことは間違いないだろう。因みにこの構図を基準とすれば、最後にして最大の謎へのヒントにも繋がってくる。
そもそもゴードとサイモンはどういう関係なの?という点をおさらいしよう。これは劇中でも述べられていた通り、ゴードとサイモンは同じ学校の同級生で、ゴードはサイモンの”嘘”を八端とするイジメによって人生を破壊された人間だ。
もう、これだけでサイモンに対する同情の余地など無いだろう(笑)。
つまり、”ゴードとサイモンだけが”当初からその事が頭の隅に有る状態で過ごしていたことになる。途中で加わる勝ち組夫婦×3や隣人は何の関係も無かったので、深読みする人ほど無駄な苦労をしたかも?
そうそう、本作はこのようなミスリードが凄かった!当初は誰もが抱くであろうゴードという不気味な男が襲いかかってくるストーリー。その期待に答えるかのように家具屋での不気味な登場をはじめ、その後も期待通りに家に侵入されたり鯉が死んだり実は俺ん家じゃないよトリックを仕掛けたり、
『ハハァ~ンやっぱりこいつはヤバいのね~』と、上手く鑑賞者は騙されていたことだろう。
ここで勝手に寸止めと命名させて貰うが、この寸止め描写が凄かった。一回目は家に誘われた時。不自然に席を離れるゴードに鑑賞者は『なんか仲間でも連れてくるんじゃないか?』『実は仕事人(意味深)やってます★』なんて告白からのゴードの変貌を期待していたハズだ。個人的にはワルキューレの騎行が流れるシーンが超絶お気に入り(笑)。監督はほくそ笑みながら台本を書いていただろうな(笑)。
そして、極めつけはサイモンの謝罪()シーン。遂に一対一で向かい合うゴードとサイモンに場面の緊張感はMAX。鑑賞者の止めろという気持ちを振り払うかのように、謝罪を受け入れろパンチ&キックをかましまくるサイモン。鑑賞者はとうとうブチ切れるゴードを期待したハズ。
しかし!そこでもゴードは終始冷静なままなのだ!これでいよいよこの物語が分からなくなってくる。(結局、寸止めされずに発射されたのは犬の件とオチぐらいだったような・・)
一体ゴードは何を考えているのか?この物語はどういう方向性に向かっていくのか?それは唐突に訪れた・・・・。
なんと、、、、
ギフト(赤ちゃん)を仕込んでやったぜえええええざまあああああ!!!!!
という、分かった瞬間に軽く頭がスパークするようなオチに(笑)。
なるほど!
”ギフト”だから最後に最高の”ギフト”送ってやりましたよってことね(ぶははっ)みたいな、久しぶりに脳みそが喜ぶ映画を観れちゃったよ~。
単純に私の勘が悪かったせいで、最後の最後でなるほどおおお!という感覚を味わえたが、思えば不自然に妊娠ネタや赤ちゃんネタが多かった。ガッツリと出産シーンをやったのもちょっと意味不明だったし、イジメのネタとかで頭が一杯になってると気づかないね、これ(笑)。
で、これで終わらないんだな。こちらはメタ的な視点にもなってくるが、実は”ゴードの子ども”かどうかは分からないし、そもそもレイプされたのかどうかも”分からない”んです。
これがミソなんですね~。
つまり、ゴード自身もゲイで犯されたという全くの”嘘”によって苦しんだ人間であり、だからこそサイモンに対しても『俺の子どもかもw』という嘘で苦しませる。そしてその真実を追求しようとすれば、それを知らない妻ロビンをも傷つけてしまう。
最高の構図なんですね~これがw(今更ですがゴード応援派です)
メタ的にはギフトで掛かっていて、ならそれ以前のギフトの意味は?となるとこちらは全くもって善意による普通のギフトだった可能性が高い。再会して互いに大人になった状態で優しいゴードが最後のチャンスを与えても、傲慢でイジメっ子体質のサイモンは変わっていなかった。
だから最後の最後で、”悪意満点の復讐のギフト”を送ったわけです。
この物語のミソって、ゴードは最初から復讐心MAXだったわけじゃないってところだと思うんです。それでもゴードが始めから不気味で少し常識外れなのは、ある意味イジメられっ子体質なのだという描写とも受け取れる。
サイモンのイジメだけじゃなく、ゴードにも人間性的な問題があるのだという提起にも見えるのだ。しかし、これはイジメによって変化してしまった可能性も有るので、真相は闇の中。
そして!肝心の”ゴードは仕込んだのか?”という点なのだが、一回の交わりでどうこうみたいな論はこの際排除するとして、私は無い票に投じたいと思う。
そもそもゴードの匂わせは嘘であるという構図でないと、サイモンの嘘によって酷い目に遭ったゴードによる痛快な復讐劇が成立しないのと、何よりロビンは本作で悪いことを何もしていないので笑、ちょっと構図的に?が付いてしまう。
むしろ、ロビンは本作中で唯一ゴードに対して優しく接し、出来るだけゴードの肩も持とうとする女神のような存在です。
それでも、犬や鯉の件と偽の家に誘った件などを鑑みると、一概にそうとは言い切れないのも事実。ゴード自身も先天的後天的はどうあれ、少し変わった人間なので(盗聴器を仕掛けまくってる時点で…)、本当に仕込んでいてもおかしくはないという思考に至らせてしまう。
そんなゴードの存在感と、ジョエル・エドガートンさんの演技がまたしても最高ですね(基本的にどれを切り取ってもエドガートンさんの演技と監督力を褒めることになってしまう笑)。
ここで、どこの感想サイトにも書かれていなかった私なりの解釈を述べてみたいと思います。ずばり、本作には”人間の根底は変われない”という裏メッセージがあるのではないかと。
過去に言及されているのがゴードとサイモンだけにはなりますが、ゴードも、サイモンも、少なくとも高校時代から変わっていないのです。サイモンはゴードを壊した時からずっと変わらずの嘘つきで、今でも昇進の為に平気で嘘を付く真性。そしてとうとう、本作中の終盤で仕事を失ってしまいます。
ゴードに関しては人生を壊されて時間が止まっているとでも言いましょうか。それでも、サイモン相手に暴力を振るわれても特にその場ではやり返すことも出来ず、それまでもサイモンの全く反省の無い素振りに表向きは気弱に振る舞うしか無かった。
サイモンもずっとクソ野郎ですが、ゴードも結局仕込んでいないかもしれないギリギリのラインで(構図としては最高なんですが)の復讐しか、できていないのです。
ここが何ともゴードの弱さと言いますか優しさと言いますか、そんな部分が垣間見えて良い意味でスカっとに振り切れない。モヤモヤとした悲しい気持ちにさせてくれるのです・・・・。
ロビンについても少しだけ薬物(精神安定剤的な方で)漬けだった過去が言及されるので、それから完全には抜け出せてはいないことが分かります。そしてこれは深読みのし過ぎかもしれませんが、もし(サイモンとの)不妊という過去からも抜け出せていないメタ的な構図が有ったとしたら・・・というのは考えすぎか。
いやあ~最高の映画でしたね。色々な意味で。ジョエル・エドガートンの初監督作品ということですが、普通に私のベストホラー映画取っちゃいました。
贈り物をくれるだけなのに怖い
とある映画紹介Youtuberさんが紹介していたので、気になって鑑賞いたしました。
予め、中盤あたりまでの簡単なあらすじは知っている状態での鑑賞です。
結論。面白かった!!
序盤は地元に帰ってきた主人公のサイモンが高校時代の同級生のゴードと再会し、ゴードが親切に色々とプレゼントをくれる。やっていることは親切なことなのに段々と不気味に見えてくるという展開です。後半からはゴードの影響で主人公の夫婦にどんどんと不和が生じていく様子が描かれます。ありきたりな言い方になってしまいますが、「一番怖いのは人間だ」系のじわじわと怖い映画でした。
幽霊が出ないしグロいシーンもないし人も死なないのに何故か怖いという、ホラー映画にあるまじき作品。以前鑑賞した『エスター』が幸せな家庭に入り込んで内部から不和を生むタイプのホラーであったのに対して、『ザ・ギフト』は幸せな家庭に外部から不和をもたらすタイプのホラーでした。真逆のベクトルからのアプローチですが、どちらの作品もしっかり面白くてしっかり怖い良作でした。
・・・・・・・・・・
セキュリティ会社に勤めるサイモン(ジェイソン・ベイトマン)は妻のロビン(レベッカ・ホール)と共に、地元の豪華な新居を購入して引っ越してきた。引越しから間もなくして、スーパーで買い物中にサイモンの高校時代の同級生であるゴード(ジョエル・エドガートン)と再会した。ある日、住所も教えていないのにゴードから引越し祝いのプレゼントとしてワインが届いたのを皮切りに、ゴードは頻繁にプレゼントを持ってサイモン宅に来訪するようになる。どんどんエスカレートしていく彼の行動に対して、サイモンとロビンは何とも言えない不気味さを感じていた。
・・・・・・・・・・
久々に会った地元の同級生が、親切に色々とプレゼントをくれる。字面で見ただけでは伝わりにくいのですが、これが映像で見ると実に不気味なのです。最初の頃は「親切な人だなあ」と感じていただけだったのに、プレゼントがエスカレートしていくにつれて「流石に変じゃない…?」と思い始めます。
また、ストーリーが進むにつれて、サイモンとロビンの夫婦が何故地元に引越ししてきたのか、そして夫婦が抱える問題について段々と浮き彫りになっていく描写も素晴らしかった。元々問題を抱えていた夫婦だったのが、ゴードのプレゼントによってその問題がどんどんと顕在化していき、最後には修復不可能なほどに夫婦関係が崩れていく。当初観客に見せていた「仲の良いおしどり夫婦」という仮初の姿が後半になって一気に剥がれていきます。これは中島哲也監督のホラー映画『来る』に近いですね。こういう裏の顔が露わになっていく描写は私の大好物ですので、とても楽しかったです。
あまり不満点の無い映画ですが、敢えて不満を述べるならば、突然の大きな音で観客を驚かせるびっくり演出(ジャンプスケア)が作中に2度も登場すること。個人的にこの手法が嫌いということもありますし、人間関係の不和を見事に描いたジワッと怖い作品なのに、安直なビックリ演出を採用するのはちょっと残念でした。
まぁ、上記のような些末な不満点はありつつも、全体的に見れば非常に怖くて面白く、初監督作品とは思えない高クオリティの作品でした。幽霊も出血もありませんので、ホラー嫌いの方にもオススメです!!
一番怖いのは・・・未来
サスペンスなんだろうな、ってんで、先送りしてたけど、
たまたま今日、観る気になったのは、実は、出演者を、他の映画「ギフト」と勘違いしただけだったんですけど。。。
始まって、いろいろ・・・・いやぁ、そっちかぁ~
それ人間ドラマ系なわけで、重いよな~~
ま、現代では復讐劇といえば、昔みたいに家族を殺された系、ってわけにはいかず、人生狂わす・・・しかも、ちょっと昔の偏見系。。。
そぉかぁ。。 結構、LGBT、アメリカ強いんだよね、あの国でも差別はひどい。。
しかし。 本当に怖いのは、忘れるも何も、これからの時間を過ごしていくことであり、
(ネタバレ)この子って誰の子よ、ってことになり、実に、その子が、ワタシの父って・・・ってことだし。。
ちなみに、「重力ピエロ」(原作は読んでないです、邦画の)って、
(ネタバレ)ごうかん魔の子どもを、「産んでいいよ」って安易にいう親の元、やっぱり生まれたこどもは、すんごく歪む、って、そうとう悲劇なんだけど・・・
殺す殺される、とか以上に、
今後の子どものアイディンティティと、未来ってさ、一番 怖くね?
タイトルが、ギフト、だもの。。。
人間の本性がスリリングな展開で暴かれていくサスペンス映画
2回鑑賞しましたが、1回目と2回目では、全く別の視点から楽しめる映画ですね🈵
1回目は、新居に引っ越ししてきた幸せそうな夫婦に、何か起こりそうなヒヤヒヤドキドキ感が楽しめます😊
2回目は、金も地位も美人妻も手に入れたいわゆる勝ち組の男が、いじめられっ子で社会から落ちこぼれたいわゆる負け組の男にじわりじわりとミステリアスな方法で復讐されていく様が見事です💦
初めてこの映画を観ると、幸せそうな夫婦が新居を内覧している冒頭の場面から、この夫婦に、これから一体どんな恐怖が待ち受けているんだろうと錯覚してしまうと思います(*_*)
それが制作者の意図かもしれませんが、 その視点から出発すると、気味悪い旧友の行動が気になってしまいます😅
ところが、途中からだんだんと実態が証されていくと、見方が逆転して、善人顔した夫の本性が気になります😱
最後に送った3つのギフトで、見事に叩きのめすわけですが、生まれてきた子供が誰の子なのか、これから妻はどうするつもりなのか、視聴者の想像に委ねられているところが何とも意味深です💦
誰の視点から観るか、どの視点を注視するか、最後の結末をどう考えるかなど、いろいろ考えさせられる映画かなと思いました🙆
かなり好みの作品でした!
学生時代にいじめにあった事を根に持ち、復讐を企てる男のねちっこさが描かれた映画・・・と思いきや、いじめた側の夫も卑劣な奴とわかり、妻は夫婦生活に疑問を抱くようになる。
口コミにあるように、子供の父親がどちらか?という点は確かに血液判定で判るだろう。
しかし夫に不信感と嫌悪感を抱いている妻がそう簡単に検査を受け入れるとは思えない。
三人三様わだかまりを残したままラストを迎えるが、拳銃を使った暴力シーンで締めくくるサスペンス映画が多い中で、こういった作品は面白いし貴重だなと思いました。
すごい
すごいと思ったのは、登場するのが高校時代のエピソードだけ、ということ。つまり高校時代の彼らの映像がなくてもゴードの永年の苦しみが怖いくらい伝わってくるし、どれだけ酷い仕打ちを受けたかは想像に難なくないことである。
救いはロビンが聡明な人で、疑問を持ってサイモンに接したという点ではないかな。
彼女が事を重大に受け止め、サイモンの若気の至りと片付けなかったのはよかった。
サイモンが一見ゴードのことを忘れていたかのようだったが、真相はわからないが、虐めた側は案外忘れてることも多いということも万国共通か。
犬は可愛かったけど、どこに行ってたの?
盗聴器でもつけられたのかと想像してしまったが。
これからの作品も期待したい。
ゴードは虐められてたんだろうなぁとか絶対盗聴されてるよなぁとか割と...
ゴードは虐められてたんだろうなぁとか絶対盗聴されてるよなぁとか割と予想できるんだけど、だからつまらないというわけじゃなくて思った通りに話が進んでいく小気味良さみたいなものがあった。
ラストを本当はどっちが父親なのかわからなくしたのも余韻が残って良い。
多分サイモンの子で間違いないと思うけど。
これはまた違った良さがある
この映画は最初の方を見てるとゴードがほんとに''ブキミな奴''だと自分の中で認識してしまった。しかしそれはサイモンの表の顔をずっとみていたからであり、裏の顔を見た瞬間にはっ。と思いやられる。
これは普通に小学生とかに教育として見せてもいい映画なのでは?と感じた。まぁすこし怖いところはあるが、笑
細かいところまで見るとゴードの行動の展開が考えられ、リピートして見れる映画となっている。
非常に見応えのある面白い映画だった。
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自宅にて鑑賞。J.エドガートンが“ゴード”役での出演、脚本、(共同)製作に加え、(長篇作の)初監督にも挑戦した意欲作。スリラーであり乍ら、超常的な要素や殺人はおろか、血さえも流れない。ゆっくりとズームするショットが散見出来、現実から逸脱しない範囲でのジワジワ忍び寄る恐怖を描くが、やや物足りなく思えた。緊迫感を煽りつつもリアリティに即し、丁寧に作られてはいるが、現実離れしてでも、もう少し派手な展開や演出が見たかった。どうにも無難に小じんまり纏めた小品の印象が強いが、余韻を引くラストは好感が持てた。50/100点。
・公私共に順風満帆だった生活が、過去に背を向け、開き直ったかの如く隠蔽・否定しようとする事で迎える顛末を描くが、自身の立身出世や社会的地位に迄、その影響が波及するアプローチは珍しく、“社会派”スリラーと呼ぶに相応しい。原題の"gift"とはドイツ語で「毒」の意味も持つ。
・DVD等に収録されたもう一つのエンディングでは、J.エドガートンの“ゴード”がR.ホールの“ロビン”をレイプしていないと確信出来る様になっているが、ハッキリとしたその先の復讐が描かれている。
・監督によると、本作は『ローズマリーの赤ちゃん('68)』、『シャイニング('80)』、『隠された記憶('05)』に影響を受けたと云う。亦、R.ホール演じる“ロビン”が入院した病室は237号室で、これは云う迄もなく『シャイニング('80)』に由来する。
・撮影は'15年1月19日にクランクインし、'15年2月20日にクランクアップとなり、実質25日で撮り終えたと云う。この間、J.エドガートンは監督業に集中したい思いから“ゴード”としての自身の出番を早々と撮り終えたらしい。尚、その際"Weirdo"の仮題で製作が進められた。
・鑑賞日:2017年7月16日(日)
世のいじめっ子に捧ぐ!
良い意味で予想を裏切られた作品でした。
話が進むにつれ、夫の過去を知らない妻と共に、夫とその旧友に対する見方が一緒に変わっていきます。
2回目の鑑賞時は、登場人物から受ける印象が全くの別物!!
結構な完成度に、2度観て星が増えました。
過去に虐げた相手から届く贈り物。
それは友情か、それとも復讐か。
序盤に出て来る子供用のサルのおもちゃは、過去にGordoが嫌味で贈った物なのかと思いましたが、そうではなくて、あそこで初めてSimonの苦手なものを知るのだと気付きました。
最初から復讐する気満々な訳ではなく、いじめっ子が少しは反省して変わったのか、仲良くしようとしてくるか、それとも夫婦揃って嫌な奴なのか、探りを入れているんですよね。”I’m very happy for you.”って繰り返すのも、あれだけ過去に罪深いことをしたお前でも幸せになれるんだな、っていう意味を含んでいそうです。
しかしキッチンのボードを見て、いじめっ子の本質は何も変わっていないことを痛感します。そこで早速不自然なディナーの招待。ここからが復讐の確信犯です。”Apocalypse Now” のDVDをプレゼントするということは、あの時点でSimonが地獄と破滅の入り口に立っていることを宣言しているのでしょうか。電話は演技。恐らく外で盗聴し、自分がどう話されているかを知る。元妻の話は職業を明かさないための作り話でしょうが、「旧友」がどん底にいる時に、一緒に酒を飲んで慰めるどころか、家に来るな、関わるなと追い討ちをかけるように冷たく突き放すSimonは、弱い者イジメをしていた高校時代から全く変わっていないのです。Simonからすれば、負け犬のはずのGordoが、豪邸に住み既に子供もいるということに悔しさを感じたのでしょう。表面的には成功した優等生でいたい男ですから。
どこからともなく戻って来たワンちゃんのあの視線が辛い(^_^;)。
本当のことを知ってるぞ、と言わんばかり。
Gordoに嫌がらせをされて当然という認識があるということは、Simonにも罪悪感はあるのでしょう。ただしそれを掘り起こすきっかけは必要なようです。
真のいじめっ子は、いじめた相手の顔すらはっきり覚えていない。
ましてその後どうなったかも気にしていない。
自分の言動が、どこでどう人を傷付けているかなど、想像すらしない。
Akimboで謝罪はないよな。
謝罪を受け入れろとキレる時点で謝罪じゃない。
どんどん本性を現すSimon。
三つ子の魂百まで…(>_<)。
Gregがどの程度関与していたのか、最初から嘘と知っていたのかは分かりませんが、いじめを見て見ぬ振りしていたコイツもはっきり言って同罪。
Simonが本当のことを言わないって…
なぜキミが代わりに言わない?!
そして…子供も究極のギフトか…?!?!
クスリを盛られて撮影されるなんて怖いけど…GordoはRobynを襲っていないと思うんですよね。多分。
まぁこの際、誰の子でも良さそうですが。
2度目の鑑賞では、Gordoがむしろ夫の本性を明かしてRobynを救おうとしているようにすら見えてきます。
やたらと内容に共感してしまったのは、Simonとよく似た同級生が大学にいたからなんです。もう絵に描いたような「イヤなやつ」で、高評価を得るためなら平気で嘘をついて周りを蹴落とすし、上の者にはゴマをすりまくるタイプ。卒業後随分経ってから、知人のお兄さんがこの人と同じ高校で、嫌な思いをしたとか、悪い意味で人生の分岐点になってしまったとか、偶然聞きました。観ている内にSimonがこの人に見えてきて仕方がなかったです。
なぜ今まで気付かなかった?!っとRobynにツッコミたくなりますが、こういう輩は、良い人を演じるのも本当上手いんです。相手によって仮面を使い分ける名手です。
ただ、人生の路頭に迷うSimonの姿を見ても、特別スカッとはしなかったですね。復讐していじめっ子を奈落の底に突き落としてやっても、ふふん、ってくらいでしょうか。いじめっ子が不幸になったから代わりに幸せを得られるというものではありません。
復讐方法としては、男性ならではでしょうか。愛する妻を軽蔑する男に寝取られて、もしかして子供も…なんて、これほどの屈辱は他にないのかな。
退学になり、父親に殺されかけ、保守的な故郷に居場所もなく、強く生まれ変わろうとGordoは軍隊に入ったのでしょう。前科はあるけれど、少なくとも、いじめっ子に立ち向かう勇気と根性を備えた大人には成長できたんですよね。死ぬほど辛い目に遭わされた相手に、なかなか自分から声をかけようなんて思えません。
Rebecca Hallは“The Shining” のShelley Duvallと同系の顔つき〜ホラー向き?〜ですね。髪は短い方がスタイルの良さが引き立つし、なぜか歯茎が目立たず綺麗です。
人を呪わば穴二つ。
社交的でイイ奴が良識のある人物とは限らない。
挙動不審でヘンな奴が極悪人とは限らない…。
Robynの視点と比べて、自分のフィルターが偏見で曇っているかどうか試されます。
それほど怖くないサスペンスで、なかなか考えさせられるし、よく出来ている作品でした。
“You’re done with the past, but the past is not done with you.”
“It’s amazing how an idea can take a hold and really bring a person down.”
旦那さんと旦那さんの故郷に引っ越してきたら、昔の同級生と再会して、...
旦那さんと旦那さんの故郷に引っ越してきたら、昔の同級生と再会して、なんかこの人ちょっとキモいんだけど…って思ってたらそいつがめっちゃ新居訪ねて来てやっぱ距離感キモくて怖い…みたいな話
途中で、旦那の過去が暴かれだしてからが真骨頂で、倫理観を揺さぶってくる話。
あと、部屋の間取りがもう怖くて、「訪ねてきた人が分からない」じゃなくて、「訪ねてきた人が分かる」怖さがあるってのは新鮮でした。
最後のギフトもゾクッとするし、なんつっても、やっぱ観てる側も「このオッサンきしょ…」ってなってしまうのが性格悪いっすね~
結婚した男
の本性が虐め体質で他人の人生を平気で蹂躙する傲慢な奴だった。なんて悪夢としか言えない。
謝りに行ったのに、相手が満足してなさそうな態度だと一気に受け入れろと豹変する傲慢さ!こういう人って案外社会に溢れてるよねムリ〜〜〜〜〜って思いました。それにハングリー精神とズル賢さを一緒にされては困る。
最後は胸糞に胸糞で制されるエンド。
ゴードはロビンになにか伝えたのだろうか?子どもの瞳の色は?の部分もぼやっとしたまま終わったので、ロビンの最後の表情がどちらとも取れるのは絶妙な際どさがありました。
イヤーな感じのスリラー
幸せそうな夫婦と偶然出会った夫の同級生
彼からのギフトはエスカレートしていき…
みたいな感じのスリラーだったが前半はひたすらに彼のなんとも言えない奇妙さというかどこか安心しきれない雰囲気がジワジワと包んでいくが、後半からは夫の「身から出たさび」情報が続々と明らかになり、ラストの「ギフト」が本当なのかどうかというハラハラはのめり込んで観た
まあ、可哀想なのは奥さんだなぁ
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