劇場公開日 2016年4月2日

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「基本的には中高生向け?怖くて悲しい“のぞきめ”の正体。」のぞきめ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0基本的には中高生向け?怖くて悲しい“のぞきめ”の正体。

2016年4月4日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:不気味な謎の数々が次第に解き明かされ、恐怖の元凶の悲しい正体が明かされていく様子が、怖くて切ない。
否:急に驚かせるシーンは少ないが、それでもホラーが苦手な人には向かないか。演技や展開も結構強引。

 最初は不可解で意味深だった“ねじ曲がった遺体”や“泥”、“少女”や“数珠”といったキーワードが、やがて繋がっていき、“のぞきめ”の悲しい正体が次第に明らかになっていく過程が、怖い中にも切なさが残ります。
 急に驚かせるシーンはそれほどありませんが、それでも日常の至る所に潜み、誰しもが経験しうる“覗かれる恐怖”をかき立てる演出は、怖いものが苦手な人には少々厳しいかも知れません(笑)。
 演技面や展開等、やや強引な印象は拭えませんが、今をときめく若手俳優さんが多数登場されていますし、中高生向けのホラーとしては最適な作品といえそうです。気になった方は是非。

映画コーディネーター・門倉カド