ディストラクション・ベイビーズのレビュー・感想・評価
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求めてた刺激の強さ!!
初っ端から刺激が強く、2005年に初めて「龍が如く」をプレイした時のような興奮を味わう事ができましたが、終盤はひたすらクールダウンを強いられる残念な感じでした。園○温作品とは比べ物にならないくらい暴力描写が素晴らしかったので、ラストに向けての失速ぶりと曖昧な着地点が残念です。菅田君が退場した時点で映画としては終わっていた気がします。スーパーの商品をそのまま食ってるシーンも良いし、アーケード街の衝撃を超えるシーンがラストにあれば最高でした。松山ロケも良かったです。中盤まで★5の予感がした映画でした。
役者は凄い!
セトウツミを観たあとだったので、菅田将暉の演技幅に驚きw
柳楽優弥も大好きな役者さんなので面白かった。
が、ストーリーは難解。というか考えちゃだめなのか。
個人的には、「ヒメアノ~ル」が楽しめる人なら
楽しめるのでは?と思う。
まあ、思想はちょっと違うけど。
格闘映画の盛り上がり
カンフー映画の系譜というか
ジャッキー映画の酔拳とかにある
ここをこうすると強くなるという段階や
失敗、敗北を学び次に繋げるという
主人公の成長があり、楽しめる。
不条理なストーリーとかは物語の推進力でしかなく
純粋に楽しめる映画でした。
ワクワクしながら観れます。
わが生の痛み
昨年同時期5月公開の「ヒメアノ~ル」も衝撃のバイオレンスだったが、あちらは前半ラブコメからの後半サイコ・スリラーのエンタメ性があったのに対し、こちらはひたすら不条理。故に好き嫌いもはっきり分かれる。
ストーリー性もほとんどナシ。あらゆる感情を削ぎ落とし、感動も共感もメッセージ性もクソもあったもんじゃない。
理解しろと言う方が無理。
だから本作を見て、何を訴えたかったのか何を得たのかなんて言えやしない。
が、ヒリヒリするほどのパワーはしかと感じた!
本作が商業デビューとなる真利子哲也監督。
インディーズ時代の作品も見た事無く、正直初めましての監督だが、その演出力には恐れ入った。
手掛けた作品を全て見ている訳でもないし、以前の作品はバイオレンスではないかもしれないが、その手腕は園子温や「凶悪」の白石和彌を彷彿させ、また一人、次回作が楽しみな才能がほとばしった。
本作の要と言って過言ではないのが、柳楽優弥。
やはりどうしても「誰も知らない」の子役としての印象が強く、一時不遇の時期もあったが、「包帯クラブ」「許されざる者」などひと度映画に出れば演技力の高さは疑いようもなく、そして出演した本作は、キャリアベストと断言してよい。
圧倒される存在感!
台詞はほとんど無いが、やさぐれ感を漂わせる佇まい、獣のような目付きに身震いする。
あの子役がこんなにも堂々とした風格を持って…!
一切共感出来る役所ではない。が、鬼気迫るオーラから目が離せない。
柳楽演じる主人公・泰良は、強そうな相手を見つけると、誰彼構わず喧嘩を吹っ掛ける。
そんな彼に興味を持ち、共に行動するようになるのが、菅田将暉演じる裕也だが、彼は弱者には強気に出る。女性を殴るシーンは胸クソ悪い。
ギャーギャーうるさいくらい喚き、見る側にイラッと感じさせるのは菅田のさすがの演技力だが、彼が体現するのは人の弱い姿。
最近可愛らしい役が続いていた小松菜奈だが、鮮烈なデビューとなった「渇き。」以来となる体を張った熱演。(でもそれ以上に、彼女みたいなキャバ嬢が居るなら毎日行きたいくらいである)
本作の真の主人公なのが、村上虹郎演じる泰良の弟・将太。
彼の視点で本作を見ると、初めて何かしらの感情が浮かび上がってくる。
何故主人公が無軌道な行動を繰り返すのか。
ただ喧嘩がしたいだけ? 町中のクズどもを成敗する為?
百戦錬磨でもなく、たまにはボコボコにやられる。
欲望の赴くままに狂気と暴力を爆発させ、“痛み”で知る生。
暴力の負の連鎖と、その末路。
「ザ・ワールド・イズ・マイン」の縮小再生産
他のレビュアーの方も多く指摘しておられるが、これ、
「ザ・ワールド・イズ・マイン」の縮小再生産だよね。
いっそこのキャストで映画化した「ザ・ワールド・イズ・マイン」を
観てみたい。
柳楽優弥演じるモンちゃん、菅田将暉演じるトシ、けっこういけるかも。
ヒロインのマリアはちょいブスキャラなので、小松菜奈は10キロぐらい体重増量してもらえばいけるかも。
暴力からは目を背けられない
この映画を暴力的だ野蛮だと拒絶する人がいるのも無理はない。見たくないものを見せつけられるのだから。でも、これは確かに日本に存在する暴力であり、私たち個人や社会のなかにいるもの。それをここまで平然と描く映画は他にない。
ピュアを取り巻く黒
唯一のピュアな人物は主人公なのだろう。彼はただゲームをしたいだけ。それにふさわしい相手を探し、挑んでいる。それに勝手に仲間意識を持って近づき、自滅した彼、それを利用して自分をアイドルにした彼女、友達の兄貴をバカにしてくだらない嫌がらせをする彼、ピュアな主人公を取り巻く黒い心。唯一血の繋がりがある弟はただ兄を探し続け、やはりピュアだった。
こまつなな、特に今まで気にしていなかったが、女優として興味を持った。
ただただ暴力が楽しい、というのは自分に無いものだったので難しかった...
ただただ暴力が楽しい、というのは自分に無いものだったので難しかった。
何も恐れずただ暴力を振るう柳楽と、世間の目や警察を恐れる菅田が対照的で面白い。
若さの過激さ、危うさ、不気味さ、怖さが詰まっていた。
なんかヤバイ。
終始ヤバイなにこれって感じでした。気分も悪い。
でもなんかとてもいい映画だなって不思議と思えた作品です。
あと役者さんがみなさんすごい。あんな怪演されると観る側としては役者さんの本性があれなのでは?と疑ってしまうほど。もちろん違うんでしょうけど。
主人公はあれからどうなるのか。続編があるのなら、絶対に観に行きます。
斬新
喧嘩しか脳のない若い男が、いろいろな人間に良くも悪くも影響を及ぼしていく話です。
演技は素晴らしかった。
序盤はコミカルな部分もあって、何度か吹き出してしまいましたw
一方、終盤にガラリと雲行きが怪しくなり、登場人物が深刻な事態に陥ります。
一見すると、暴力がエスカレートしていって破滅するというような単純な話にも思えます。が、普通の人間も、若い世代であれば、いろんな者に翻弄されて、忽ち破綻してしまう危険があるということを、この作品は伝えたいのかなと自分なりに解釈しました。
この映画の意味をあれこれ考えて消化できないと、見終わってから、本当に「で?何がしたかったの?」という感想になりかねません。少しクセのある映画です。
パンチオリンピック 金メダリストw
良い評判は聞いていたから、前情報は入れずに鑑賞。
まぁ驚いた。
殴打シーンの連続、しかも痛そー!
パンチオリンピックあったら金メダルやね。
映画史上最多じゃないか?
誰か殴打回数数えた人おらんかなぁw
好きな映画の一つになったけど、
もう少し主演3人の過去やバックグラウンドを描いていてくれたら良かったと思う。(それとなくわかるセリフ等はあったけど、ワンシーンワンカットでも映像で見たかったな幼少の頃とか学生時代の。説明はいらない)
面白かった!
オススメです!
ストーリーはスッカラカンだが。
一癖も二癖もある若い俳優陣のキレキレな演技が凄い。
ただただバイオレンスで中身なんて無いが、こういう映画も良いかなと。
正義感も良心の欠片もそこには無い。ただ目の前の気に入らない輩に拳を当てるだけ。
キャストの芝居が圧倒的
キャスト陣の芝居が圧倒的で全員の代表作と言える作品に仕上がっているのではないだろうか…。
付け入る隙がない傑作となっている一方で、もっと飛びぬけたなにかが欲しいのもまた事実ではあるのだが…。
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