ディストラクション・ベイビーズのレビュー・感想・評価
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暴力映画
柳楽優弥さんとこういった系統の映画が好きで、やっとこさ観ました。
まず初めに、「映画にメッセージ性を求める」方にはお勧めしません。胸糞、とまではいきませんが誰も救われないしクズはクズのまま死にます。
因みにわたしは特に映画にメッセージ性を求めているわけで無く、「自分が何か気づければいい」精神で映画を楽しんでいます。
主人公の過去の描写は無く、主人公という名の人間に「暴力」というオプションを付けた上でストーリーを作っていった、という感じですね。
個人的に好きだったのがギターとドラムのBGMです。こういった系統ではよく使われそうな感じなのですが、臭い感じがかえってエモーショナルな雰囲気を感じさせられます。
主人公の人生を遡ることもなく、ただただ感情のままに生きる登場人物が描きます。
大事なことなのでもう一度言いますが、「映画にメッセージ性を求める」方にはお勧めしません。胸糞、暴力、衝撃(大したことはないです。)に程々耐性がある方は是非一度見て頂きたい。
ぶっ壊れ
見なければよかった
メッセージが分からなかった。
初めは柳楽優弥が振り向いた時に音楽がパッと消えたり、菅田将暉がクズっぽい役だったりとか、これからが楽しみだと思っていたけど、だんだん菅田将暉が柳楽優弥と組むまでが長すぎないか?と思い、あまり深いストーリーがなく終わった感じがした。暴力が多かったけど、みんなが何を思って暴力を振るのか、何故この生き方なのかが分からなくて、柳楽優弥は最後まで暴力を振っていて、何を伝えたかったのか、伝えたいものがあったのか、分からなかった。でもみんな演技が上手く、演出や絵が良かったので、ひたすらストーリーにもっと深さが欲しかった。
ほぼ全編暴力
え。
「楽しければええけぇ」
予告を見た限りでは全く内容が掴めなかったのですが、実際に観てみると1人の青年の純粋な狂気がひしひしと伝わってきました。
これ以上ないというまでの豪華キャストにも関わらず、全く作られたお話感がなくて、最初はバラバラだった登場人物たちが少しずつ繋がっていくなど構成が良かったです。
とにかく暴力描写が素晴らしいと思いました。
変な効果音がなかったり、アクションじみていないため、路地裏での殴り合いがかなりリアルでした。
また、何度やられても復讐し返す芦原泰良は不覚にもヒーローのように思えます。カッコ良かった!
あの笑みを浮かべられるのは柳楽優弥さんだからこそだと思います。
泰良たちが暴力を振るうとこっちまで気持ち良さ、爽快さが伝わってくるのは、きっと、自分も一緒に仲間になっているように感じるまで話の中に没入するからだと思います。
菅田将暉さん、小松菜奈さんも役柄にハマっていて良かったです。
この豪華キャスト陣がこんなにも普通に見えたのはこれが初めてです。
暴力、暴力、暴力
満たされない日々と暴力
一言で言って仕舞えば、暴力。
見終わった瞬間は、ストーリー性も薄くただただ痛々しい作品で、何を見せられていたんだろう感が強かった。
ただ若者が持つ「毎日の漠然とした不満」「社会に対する抵抗」のようなものが、痛々しく描かれていたように思う。
序盤から一言も発さず、ただすれ違う人に喧嘩を仕掛けていく主人公泰良の様子は、狂気じみている。
自分がボロボロになろうとも何度でも喧嘩をふっかけにいく。暴力という形でしか漠然とした不満との付き合い方が分からなかったのだろう。
「楽しければいいでしょ」
その一言で、喧嘩をふっかけ暴走を続ける。
他のことには全く目もくれず暴力にしか興味を示さない。明らかにやりすぎなその姿は、ただのサイコパス。
やられまくりなその喧嘩がそんなに楽しいのか。
ただあまりに喧嘩が日常になり過ぎて取り返しのつかないレベルまで壊れてしまったのだろう。
そして主人公にくっついて回る高校生の裕也。
日々に不満を感じていながらも友人と普通に生きてきたちょっと不良な高校生。
自分の衝動に正直に生きる泰良と出会い、憧れを抱き、何か面白い事をしようと行動を共にする。
裕也自身は自ら暴力を奮うような人ではなかったものの泰良の喧嘩慣れしている姿に自分まで強いと錯覚。
男しか殴らなかった泰良とは違い、女にも容赦なく暴力を奮う。というか女にしか奮えなかったのだろう。
警察に捕まることが怖いというように、危ない行動をしていながらも社会の枠からはみ出ることが出来ない様子に、人間らしさを感じた。
そして万引き常習犯のキャバクラ嬢の那奈。
2人の奪った車に乗っていたことから拘束されてしまい共に行動することに。
可哀想な役柄ではあるものの、彼女も最後には可哀想で終わらせないような強く汚い女でもあった。
彼女もまた、汚い部分での人間らしさが強く感じられた。
この痛々しく救われない作品の何がすごいかと言うと、演じた役者さんである。登場人物を嫌いになるくらい、役になりきっている姿は本当に凄かった。
ただ暴力の痛々しい映画という印象だけではなくて
作品を通して
どう生きていたいかなどと大それたことを考えるには至らないものの
自分の中にもある満たされない毎日について思考が及ぶくらいには感じるものもあった。
迸る暴力と狂気…だけど、もやもやする…
予告編に痺れ、映画館へ足を運びました。
容赦無い暴力の連続と、若手実力派キャストの共演による演技対決がすごそうで、これは観るしかないな、と…
私が鑑賞した回は満員御礼でした。若い女性のひとり客も来ていて、とても意外だなと思ったのを覚えています。
愛媛県松山市を舞台に、暴力衝動が容赦無く周囲を巻き込んで、登場人物たちの運命の歯車が狂っていきました。
冒頭、静かな海辺の町の雰囲気と、主人公の振るう激しい暴力の鮮烈なコントラストに、目が眩むようでした。
とりつかれているような目つきが怖かったです。何かを証明しようとするかのように彼の暴力は拡大の一途を辿り…
柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎…
日本映画界を代表する若手の中でも一際存在感の濃い俳優たちが濃厚な演技合戦を繰り広げていて、圧巻の一言。
憑依型と云うか、それぞれのキャラクターを見事体現し、画面から溢れ出す人間的な迫力に圧倒されっぱなしでした。
先鋭的な作品で、危険な気晴らしを振りかざす男の姿が鮮烈でした。ストーリーにめちゃくちゃ勢いがあって、「なんかスゲェもんを観たぞ」と云う興奮に包まれました。
しかし、映画館を出て冷静になってみると、柳楽優弥が暴力を振るう理由が今ひとつ分からないことに気づきました。
世の中のモラルやらなんやらを、全部破壊してやろうと云う心境だったのか?―世間を賑わすことで己の存在を認識させ、「俺はここにいるぞ!」と叫びたかったのか?―いちばんセンセーショナルな方法が暴力だったと云うことか?
最後の最後、もやもやが残りました。
※修正(2022/09/11)
空っぽ
出てる俳優さんはみんな素晴らしく、
映像も好き、
別々の立ち位置のキャラが絡み合って行く構造も好き
だけど、主人公に何の考えもなく空っぽで
バックボーンも薄く全く理解も共感も出来ず
ただただ気持ち悪く後味も悪かった。
これが監督の狙いのような気もするけど
好きな演出ではない。
菅田くんの小物感はさすがで、
シャバ増の僕は恥ずかしくもとても共感出来た。
みんな因果応報かと思ったら小松菜奈ちゃんのオチ
とか面白かっただけに、
ただ喧嘩しまくる主人公芦原は不気味と言うか
意味が分からなかった。
なんか今ホラーと思ってジェイソンとかの類で
観ると良かったのかな?
芦原に何か共感までは行かずとも、
なるほどと思えるポイントがあれば…
と残念な気がした。
けど、監督の意図とは違うのだろうな。
喧嘩の抑止力にはなると思う。
キャスト頼りのクズ人間映画
キャストが豪華なだけで、中身のしては
クズ人間しか出てこない映画でした。
菅田将暉が嫌いになるかと思うくらいクズの役でした。
仲間がやられてても助けないし、強いものにペコペコしてると思ったら自分が強くなったみたいに振る舞い出すし、クズ中のクズでしたね笑
小松菜奈もクズだし、柳楽もクズだし
なんなんだろうかこの映画はという感じでした。
自分には合わなかったのか、面白いと感じませんでした。
柳楽くんはこの映画中話したのは5回程度です。笑
面白くなかったです。
伝わるものなし
菅田さんのキャラに興味があり、
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