「衝動」ディストラクション・ベイビーズ 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
衝動
喧嘩に明け暮れる青年・泰良とその周りの青年や少女を巻き込みつつ展開されるバイオレンス群像劇。
何かに取り憑かれた様な衝動を抑える事が出来ず行動に移して行く若者達。
観る側が理解出来なくても映画として成立してしまう所は、これだけの若い才能豊かな俳優陣が勢揃いだからでもある。
無名キャストならつまらなかっただろうなさえ感じてしまう。
いく末を気にしないやりたい放題&暴力的逃避行な部分は、似た1995年洋画「ナチュラル・ボーン・キラーズ」的なものが既に海外作品であるだけに、それを超える事も出来ていない。
そんなバイオレンスをオチが無い日本映画的に作られてもなぁ、、、。
この監督の喧嘩らしさとは、強い弱い関係無く姿勢だけむき出しで喧嘩する姿を「らしさ」と見ているのかな?
宮本の時もそうだったし、、、。
俳優陣だけは素晴らしいです。ハイ。
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