「夫婦のカタチ、家族のカタチ」永い言い訳 こころさんの映画レビュー(感想・評価)
夫婦のカタチ、家族のカタチ
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妻に余り関心を持っていない小説家の幸夫が、或る朝突然、妻が不慮の事故に巻き込れた事を知る。当たり前に過ごしていた日々の大切さ、何故きちんと向き合わなかったのか、自身を支えてくれていた存在の大きさに、失って初めて思い知り苦悶する様を、本木雅弘さんが巧みに演じる。
幸夫が当初戸惑いながらも、子供達との触れ合いを通して徐々に喜びを感じ、人としての優しさを取り戻していく姿に魅了された。
トラック運転手の父(竹原ピストルさんが熱演)に対し、心を震わせながら反抗的な言葉をぶつけてしまう真平のやるせない思いに泣ける。藤田健心君、名演技でした。
幸夫の妻夏子を演じた深津絵里さん、恋人智尋を演じた黒木華さん、それぞれに魅力的でした。池松壮亮さんの演技もいい。
ドラマ「凪のお暇」で小学生の少女を演じた白鳥玉季さん、この作品で既に名子役ぶりを発揮されていたのですね。
台詞の一言一言が刺さる作品でした。
西川美和監督の見つめる眼差しの優しさ、深さに改めて魅了されました。
映画館にて鑑賞
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琥珀糖さんのコメント
2023年12月13日
こころさん
コメントありがとうございます。
西川美和監督、良いですねー。ファンです。
私も5本です。
ゆれる、ディア・ドクター、夢売るふたり、
本作と「すばらしき世界」です。
キレイな方で素敵ですね。