劇場公開日 2016年10月14日

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「『そして父になる』へのアンサームービー?」永い言い訳 バッハ。さんの映画レビュー(感想・評価)

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4.0『そして父になる』へのアンサームービー?

2017年1月31日
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鑑賞方法:映画館

知的

妻を亡くしても悲しみを感じられない男が、自分がいかにマトモでないかを認識していく物語だ。アメリカ映画『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』と似通ったプロットだが、同時に是枝監督の『そして父になる』も思い出した。

『そして父になる』は、エリート意識にとらわれた男が父親としての愛情を見つけ出す話。その触媒になるのが貧しいが愛情豊かな別の家庭という点でも本作とよく似ている。

ただし、西川監督は「親は、夫は、家族はこうあるべき」という結論に向かおうとはしない。本作の主人公は物語の冒頭からして、性格のねじくれた、相当に面倒くさいダメ人間だ。それが倫理的な正しさに目覚めるのでなく、ろくでもない自分を認識した上で、ちょっとマシな人間になる。

しゃっきりしない話ではあるが、ある意味ストレートな成長物語だった『そして父になる』の反歌のようで、似た素材でここまで違うものを描く西川監督の手腕を楽しんだ。

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バッハ。
バッハ。さんのコメント
2019年3月27日

ごまっぴー伯爵さんに誤解されているようなのでお返事します。
本作と是枝監督の作品が、モチーフが似ているのはただの偶然だとわかっていますし、その前提で書いています。同時代を生きる、そして互いに交流のある2人の監督が、たまたま同じ時期に似たモチーフから映画を作り、まったく違う方向性を目指したとが興味深かった、そしてふたつの作品が、お互いに反歌のような関係になっている偶然が面白かった。自分の書いたもののを改めて説明するのも恥ずかしいですが、そういう文脈で書いたつもりですので、もしご理解いただければ幸いです。

バッハ。
ごまっぴー伯爵さんのコメント
2019年3月25日

なぜに『そして父になる』のアンサーなのか?
たまたま同時期に公開されたというだけで、関連性はあるとか思えません。
西川監督自らの原作があるわけだし、別に是枝さんを意識して作ったわけでもないでしょうに。
全く意味不明です。

ごまっぴー伯爵
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